日経平均は続伸、来週以降への期待はつないだ格好【クロージング】
[14/05/23]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
23日の日経平均は続伸となり、124.38円高の14462.17円(出来高概算20億2000万株)で取引を終えた。22日の米国市場の上昇や為替が若干円安に振れて推移するなか、買い先行で始まった。その後、指数インパクトの大きいソフトバンク<9984>が下げに転じるものの、不動産、銀行、証券など金融関連セクターを中心に強い動きをみせており、日経平均は後場寄り付き直後には約1ヶ月ぶりに14500円を回復する局面をみせている。
大引けにかけては若干上げ幅を縮めていたが、ウクライナ大統領選を控えているなど地政学リスクへの警戒もあり、上値の重さはそれ程嫌気されず。また、一目均衡表では雲下限に接近しており、強弱感が対立しやすい水準であろう。
もっとも、大引けでは週足の雲上限をクリアしてきており、来週以降への期待はつないだ格好である。朝方から不動産や銀行株の強い動きが目立つなど、GPIF・ゆうちょ・かんぽ、などの公的資金流入を想定した先回り的な動きとの思惑にもつながっている。ウクライナ情勢等がアク抜けにつながる格好となれば、6月の成長戦略への期待感も合わせ、リバウンド機運が高まりそうである。
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