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後場に注目すべき3つのポイント〜短期的な過熱感から利益確定売りの流れに

注目トピックス 市況・概況

30日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・ソフトバンクの動向が個人のセンチメントに影響
・ドル・円は101円54銭付近、東京株式市場のマイナス転換で上げ渋る
・中小型株にも利食いの流れ、丸栄<8245>の急騰など低位材料株に資金

■ソフトバンクの動向が個人のセンチメントに影響

日経平均は反落。80.20円安の14601.52円(出来高概算9億6000万株)で前場の取引を終えた。米株高の流れを受けて14700円を回復して始まった日経平均は、寄り付き直後に一時14741.10円まで上げ幅を広げる局面をみせた。ただ、その後はこう着感の強い展開が続く中、ソフトバンク<9984>が上げ幅を縮めるなど、次第に利益確定の流れが強まってきている。

東証1部の騰落銘柄は、値上がり786、値下がり843、変わらず177と高安まちまち。規模別指数は大型、中型、小型株指数ともにマイナス圏で推移しており、若干だが中小型株の弱さが目立つ。セクターでは、ゴム製品、保険、輸送用機器などが小じっかり。半面、その他金融、非鉄金属、海運、ガラス土石、鉄鋼などが弱い。

短期的な過熱感も意識される中であり、週末要因もあってポジション調整に動きも出やすく、想定内一服になりそうである。ただ、一目均衡表の雲上限が14600円辺りに位置していることもあり、ここからは下げ渋りをみせてきそうである。また、ソフトバンク<9984>が25日線を上放れて始まり、その後は再び割り込んでしまっている。投資家のセンチメントに影響を与えやすい銘柄であり、利食いの流れにつながる可能性がありそう。

だが、今回のリバウンド局面で最初の25日線トライであり、いったんは跳ね返されるところでもある。売り一巡後の底堅さが意識されてくるようだと、改めて中小型株への見直しにも向かわせてくる可能性もありそうだ。6月相場への期待感もあり、押し目拾いのスタンスになろう。

■ドル・円は101円54銭付近、東京株式市場のマイナス転換で上げ渋る

ドル・円は101円54銭付近で推移。ドル・円は、東京株式市場がマイナス圏に転じていることで上げ渋る展開。ユーロ・ドルは、1.3599ドルから1.3612ドルで推移。6月の欧州中央銀行定例理事会での追加緩和観測、ウクライナ東部情勢への警戒感から上げ渋る展開。ユーロ・円は、138円10銭から138円35銭で推移。

12時15分時点のドル・円は101円54銭、ユーロ・円は138円14銭、ポンド・円は169円90銭、豪ドル・円は94円60銭付近で推移している。

■後場のチェック銘柄

・日経平均は短期的な過熱感からマイナス転換、週末要因も絡み利食い先行
・中小型株にも利食いの流れ、丸栄<8245>の急騰など低位材料株に資金
・後場も利益確定売りが重しに、上昇の目立った中小型株の動向に警戒

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

14:00 4月住宅着工件数(前年比予想:-8.3%、3月:-2.9%)

<海外>

15:00 独・4月小売売上高(前月比予想:+0.2%、3月:+0.1%)



<KO>

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