日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は42円高、ファーストリテがプラスに転じる
[14/06/10]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
【日経平均は42円高、ファーストリテがプラスに転じる】
9時41分現在の日経平均株価は、15166.87円(前日比+42.87円)で推移。日経平均は小幅に続伸して始まった。9日の米国市場ではM&Aの発表が相次いだことが材料視され、NYダウ、S&P500指数が史上最高値を更新している。シカゴ日経225先物清算値は大阪比35円高の15165円だったこともあり、小じっかりのスタートに。一方、足元で利食いの動きがみられているソフトバンク<9984>が売り先行のほか、ファナック<6954>なども冴えないスタートとなり、上値の重しに。
値上げ発表への影響が警戒されたファーストリテ<9983>については、売り先行後は直ぐさまショートカバーで戻しており、小幅にプラス。そのほか、ミクシィ<2121>は続落で始まり、エイチーム<3662>は買い気配からのスタート。サイバーダイン<7779>も強い値動きをみせている。セクターでは、金属、その他製品、倉庫・運輸、銀行、非鉄、不動産、ゴム製品などがしっかり。半面、石油・石炭、鉱業、パルプ・紙、空運、情報・通信、医薬品などが小安く始まっている。
【ドル・円は102円49銭付近、米長期金利の上昇を意識したドル買いも】
ドル・円は102円49銭付近で推移。日経平均株価は小幅高で推移しているが、15000円台を当面堅持するとの見方が多く、株安に対する警戒感は台頭していない。目先においては米長期金利の上昇を意識したドル買いが継続するとの声が聞かれており、ドル・円は102円30銭近辺で下げ渋る可能性が高いとみられている。
■今後のポイント
・株高継続への期待でリスク選好的なドル買いは後退せず
・102円30銭以下に短期筋、顧客筋のドル買いオーダーが残る
9時41分時点のドル・円は102円49銭、ユーロ・円は139円27銭、ポンド・円は172円21銭、豪ドル・円は95円79銭付近で推移している。
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