NY株式:ダウは2ドル高、高値警戒感も最高値更新
[14/06/11]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
10日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は2.82ドル高の16945.92、ナスダックは1.75ポイント高の4338.00で取引を終了した。主要株価指数が連日の高値更新となっていることから、利益確定の売りが先行。企業業績に対する株価水準への警戒感から上値の重い展開となったものの、引けにかけて下げ幅を縮小する展開となった。ダウ平均株価は僅かながら最高値を更新。セクター別では、半導体・半導体製造装置や医薬品・バイオテクノロジーが上昇する一方で不動産や消費者・サービスが下落した。
家電小売のラジオシャック(RSH)は決算で赤字拡大が嫌気されて急落。食品メーカーのタイソン・フーズ(TSN)は、9日にヒルシャーブランド(HSH)の買収価格を引き上げたことが引き続き嫌気されて続落。一方で、交流サイトのフェイスブック(FB)は、イーベイ(EBAY)傘下の決済サービス「ペイパル」の責任者を採用する人事を発表して上昇。生命保険のメットライフ(MET)は自社株買いを発表して上昇。短文投稿サイトのツイッター(TWTR)はウェルズ・ファーゴの投資判断引き上げで堅調推移となった。
材料に乏しく出来高の少ない状況が続いているが、S&P500変動率(VIX)指数は低水準で推移しており、不安要因が少ないことを示している。
(Horiko Capital Management LLC)
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