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前場に注目すべき3つのポイント〜値動きの軽い中小型株での値幅取り狙いに

注目トピックス 市況・概況

11日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:日経平均は15000円での底固め、ソフトバンクの動向に注目
■外資系証券の注文動向:差し引き120万株の売り越し
■前場の注目材料:ロボットやゲーム関連など値動きの軽い中小型株での値幅取りが物色の中心か

■日経平均は15000円での底固め、ソフトバンクの動向に注目

☆日経225想定レンジ:上限15070円-下限14960円

11日の東京市場は方向感に乏しい相場展開になりそうだ。10日の米国市場ではNYダウが連日で最高値を更新している。ただし、高値警戒感が強まるなか、上値の重い展開であった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比45円高の15015円であり、この流れを引き継ぐ格好から日経平均は15000円の攻防が続きそうである。

10日の日経平均は利益確定の流れが強まり、僅かではあるが節目の15000円を6営業日ぶりに割り込んだ。足元で大幅な上昇を続けていたSNSゲーム関連などの下げが目立ち、やや神経質な展開になりつつある。

ただし、菊池製作所<3444>がストップ高に張り付くなどロボット関連が堅調。また、一時12260円まで下げ幅を拡大させていたミクシィ<2121>は前日比470円高の13490円で取引を終えるなど、短期的な需給要因に振らされている面もある。

そのため資金回転が速いことから需給は悪化せず、調整一巡感が出てくるようだと、仕切り直しの資金が流入しやすいだろう。もっとも、値がさの中小型株の変動が大きくなってきており、物色は次第に低位の材料株などにシフトしてくる可能性がありそうだ。

また、日経平均は15000円処での底堅さが意識されてくるようだと、足元で利食いに押されているソフトバンク<9984>辺りにショートカバーの動きがみられる可能性も。週末に先物・オプションSQを控えているため先物主導での大きなトレンドは出難いだろうが、中小型株に与える心理的な影響が期待されよう。

■外資系証券の注文動向:差し引き120万株の売り越し

朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り680万株、買い560万株、差し引き120万株の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

6月4日(水):570万株の買い越し
6月5日(木):260万株の買い越し
6月6日(金):830万株の売り越し
6月9日(月):70万株の買い越し
6月10日(火):70万株の買い越し

■前場の注目材料

・ロボットやゲーム関連など値動きの軽い中小型株での値幅取りが物色の中心か
・政府、「働き手」としての外国人の受け入れを広げる、人材サービスに関心
・国内MVNO市場は高成長で拡大へ、改めてMVNO関連に関心が向かうか

☆前場のイベントスケジュール

<国内>

08:50 4-6月期法人企業景気予測調査
08:50 5月国内企業物価指数(前年比予想:+4.1%、4月:+4.1%)



<KO>

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