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後場に注目すべき3つのポイント〜値動きの軽い中小型株での値幅取りが継続

注目トピックス 市況・概況

11日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・売り仕掛け警戒も、底堅さ意識ならショートカバーか
・ドル・円は102円28銭付近、東京株式市場の上げ渋りで上値の重い展開
・菊池製作所<3444>がストップ高に、値動きの軽い中小型株での値幅取りが継続

■売り仕掛け警戒も、底堅さ意識ならショートカバーか

日経平均は反発。42.60円高の15037.40円(出来高概算8億7000万株)で前場の取引を終えた。10日の米国市場では上値の重さが意識されるものの、NYダウは4営業日連続で最高値を更新。シカゴ先物が15000円処での底堅い値動きをみせていたこともあり、昨日の下げに対するリバウンドが意識された。しかし、15000円を回復した日経平均は、その後15072.78円まで上げ幅を広げる局面をみせたが、週末の先物・オプションSQ控えていることもあり、狭いレンジでのこう着に。

セクターでは鉱業、保険、情報通信、水産農林、電力ガス、食料品、銀行、倉庫運輸、輸送用機器などが堅調。一方で、不動産、非鉄金属の2業種がマイナスだった。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1000を超え、全体の6割を占めている。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンク<9984>、KDDI<9433>、JT<2914>、デンソー<6902>などが堅調。半面、ファーストリテ<9983>、信越化<4063>、三井不<8801>、住友不<8830>が冴えない。材料系では昨日ストップ高となった菊池製作所<3444>が連日でストップ高に。

日経平均は15000円での底堅さがみられる一方で、5日線辺りに上値を抑えられており、想定内のこう着だろう。ただし、週末に先物・オプションSQを控えるなか、振れの大きいSQ週の水曜日となることで、売り仕掛け的な商いが意識されやすいだろう。

もっとも、短期の資金回転が利いている需給状況でもあり、マザーズ指数の上昇率は1.0%を超えているほか、ジャスダック平均の上昇率は日経平均を上回っている。ソフトバンク<9984>は強弱感が対立しつつも、再び一目均衡表の雲を突破してきている。日経平均ともに底堅さが意識されるようだと、大引けにかけてはショートカバーにつながりそうである。

■ドル・円は102円28銭付近、東京株式市場の上げ渋りで上値の重い展開

ドル・円は102円28銭付近で推移。ドル・円は、東京株式市場が上げ渋る展開となっていることで上値の重い展開。ユーロ・ドルは、1.3522ドルから1.3545ドルで推移。ウクライナ紛争への警戒感、ドラギ欧州中銀総裁によるユーロ安誘導などから上げ渋る展開。ユーロ・円は、138円35銭から138円60銭で推移。

12時15分時点のドル・円は102円28銭、ユーロ・円は138円34銭、ポンド・円は171円28銭、豪ドル・円は95円94銭付近で推移している。

■後場のチェック銘柄

・日経平均はリバウンド先行も為替相場の円高が上値抑制要因に
・菊池製作所<3444>がストップ高に、値動きの軽い中小型株での値幅取りが継続
・後場も中小型株での短期値幅取り狙いが物色の中心に、動意付いた銘柄に追随

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

15:00 安倍晋三首相と民主党の海江田万里代表らによる党首討論



<KO>

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