日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は120円安、米国株安や円高を嫌気
[14/06/12]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
【日経平均は120円安、米国株安や円高を嫌気】
9時33分現在の日経平均株価は、14949.03円(前日比-120.45円)で推移。日経平均は売り先行で始まり、15000円を割り込んで始まった。11日の米国市場ではバージニア州の予備選挙での共和党有力議員の敗北が嫌気された。シカゴ日経225先物清算値は大阪比115円安の14945円と15000円を下回っており、これにサヤ寄せした格好。また、円相場が1ドル=101円台後半まで円高が進んだことも手掛けづらくさせている。
セクターでは石油・石炭、鉱業、海運などが小じっかり。一方で、金属製品、不動産、非鉄金属、鉄鋼、その他金融、その他製品、空運、建設、陸運、保険などが冴えない。売買代金上位では、アイフル<8515>、ソフトバンク<9984>、トヨタ自<7203>、ガンホー<3765>などが冴えない。一方で、エナリス<6079>、日本電産<6594>、三菱重工<7011>、JT<2914>、菊池製作所<3444>、ミクシィ<2121>、FESCO<9514>などが堅調。
【ドル・円は102円02銭、株安を嫌気したリスク回避的な円買いは一服か】
ドル・円は102円02銭付近で推移。11日の欧米市場では、株安などを嫌気してドル・円は101円86銭まで下げたが、リスク回避的な円買いは一服しつつある。日経平均株価の下げは想定の範囲内との見方が多く、株安を意識した円買い・米ドル売りは抑制されているようだ。現時点で投機的な円買いは活発ではないが、ドル上昇につながる材料が提供されない場合、リスク選好的な円売りは抑制される可能性がある。
■今後のポイント
・株安を嫌気したドル売りは一服か
・101円80銭以下で短期筋などのドル買い興味が残る
9時33分時点のドル・円は102円02銭、ユーロ・円は138円10銭、ポンド・円は171円32銭、豪ドル・円は95円75銭付近で推移している。
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