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後場に注目すべき3つのポイント〜ソフトバンクがプラス転換、指数は底堅い展開

注目トピックス 市況・概況

12日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・14970-15000円辺りまで下げ幅を縮めておきたいところ
・ドル・円は102円09銭付近、経済財政諮問会議への警戒感などで上げ渋る展開
・菊池製作所<3444>など中小型株物色は継続、後場も値動きの軽い中小型株での値幅取りに

■14970-15000円辺りまで下げ幅を縮めておきたいところ

日経平均は反落。116.71円安の14952.77円(出来高概算10億8000万株)で前場の取引を終えた。11日の米国市場ではバージニア州の予備選挙での共和党有力議員の敗北が嫌気された。シカゴ日経225先物清算値は大阪比115円安の14945円と15000円を下回っており、これにサヤ寄せした格好。また、円相場が1ドル101円台後半で推移していることも手掛けづらくさせている。

15000円を割り込んで始まった日経平均は、前場半ばには一時14862.08円まで下げ幅を広げる局面もみられた。しかし、指数インパクトの大きいソフトバンク<9984>がプラス圏を回復するなか、前引けにかけて寄り付き水準を上回ってきている。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1000を超え、全体の過半数を占めている。もっとも、個人主体の売買は活発であり、マザーズ指数、ジャスダック平均ともにプラスだった。

セクターでは証券、海運、銀行、石油石炭、食料品、情報通信、鉄鋼などがしっかり。半面、不動産、医薬品、その他製品、金属製品、陸運などが冴えない。

日経平均は15000円を割り込んでいるが、下ひげを残す格好で下げ渋りをみせており、底堅い展開に映る。裁定解消に伴う売りも一巡した感があり、あとはマドを埋める動きをみせてくるかが注目される。底堅さが意識されるとはいえ、テクニカル面ではアイランド・リバーサル形状が意識されるほか、ボリンジャーバンドの+1σが抵抗として意識されやすいところ。14970-15000円辺りまで下げ幅を縮めておきたいところだろう。SQを控えていることもあり、権利行使価格の15000円はクリアしておきたいところでもある。

また、ソフトバンク<9984>がプラス圏を回復しており、同社の値動きを横目で睨みながらの、中小型株物色といったところか。ソフトバンクのほか、KDDI<9433>、JT<2914>、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>といった指数インパクトの大きい銘柄へは、指数変動を狙った仕掛け的な商いが入りやすいだろう。

■ドル・円は102円09銭付近、経済財政諮問会議への警戒感などで上げ渋る展開

ドル・円は102円09銭付近で推移。ドル・円は、イラク情勢の緊迫化、12-13日の日本銀行金融政策決定会合、13日の経済財政諮問会議への警戒感、東京株式市場が弱含みに推移していることで上げ渋る展開。ユーロ・ドルは、1.3530ドルから1.3545ドルで推移。ウクライナ紛争への警戒感、ドラギ欧州中銀総裁によるユーロ安誘導などから上げ渋る展開。

12時19分時点のドル・円は102円09銭、ユーロ・円は138円28銭、ポンド・円は171円51銭、豪ドル・円は95円72銭付近で推移している。

■後場のチェック銘柄

・日経平均は外部環境悪化で売り先行も、売り一巡後は押し目買いで下げ幅を縮小
・ソフトバンク<9984>がプラス転換、指数インパクトの大きい銘柄の動向に注目
・菊池製作所<3444>など中小型株物色は継続、後場も値動きの軽い中小型株での値幅取りに

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

12:45 5年国債入札の結果発表
14:00 日銀金融政策決定会合(13日まで)



<KO>

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