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前場に注目すべき3つのポイント〜MVNO、自動運転関連などに関心が向かうか

注目トピックス 市況・概況

30日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:リバウンド意識も押し目買い意欲の強さを見極め
■外資系証券の注文動向:差し引き350万株の買い越し
■前場の注目材料:総務省、携帯会社のスマホ利用制限を解除へ

■リバウンド意識も押し目買い意欲の強さを見極め

☆日経225想定レンジ:上限15200円-下限15050円

30日の東京市場は、こう着感の強い相場展開になりそうだ。27日の米国市場ではNYダウは小幅な上昇となり、シカゴ日経225先物清算値は大阪比20円高の15140円だった。円相場は1ドル101円40銭辺りでの推移となるなか、手掛かり材料に欠ける状況であろう。

日経平均は先週末27日に200円を超える下落となった。ただし、25日線辺りで綺麗に下げ渋る辺りは、先高期待は後退していないだろう。中小型株も急速に値を下げるなか、サイバーダイン<7779>は1万円割れ後に下げ渋りをみせるなど、冷静に押し目を拾う動きも意識されるところ。

また、日経平均は短期的なテクニカルで陰転シグナルが発生していたことや騰落レシオの超過熱シグナルの状況から、ある程度は想定されていた値動きだろう。株主総会の集中日で参加者が限られるなど指値状況が薄いところをインデックスに絡んだ売りで下げ幅が拡大した格好とみておきたい。

そのため、まずは先週末の下げに対するリバウンドは意識されよう。その後は押し目買い意欲の強さを見極めながらの相場展開になるだろう。明日、7月1日に日本銀行が企業短期経済観測調査(短観6月調査)を発表する。市場コンセンサスは大企業製造業DIが+15と、6四半期ぶりの悪化が見込まれている。

ただ、当初は増税による影響から+8辺りまで下げるとの見方がされていた。増税の影響が限定的との見方につながるようであれば、株価押し上げの材料になろう。そのほか、今週から小売企業の決算が本格化するため、増税の影響が限られるとの見方が大勢となれば、相場全体のセンチメントも明るくさせよう。

■外資系証券の注文動向:差し引き350万株の買い越し

朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り830万株、買い1180万株、差し引き350万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

6月23日(月):140万株の買い越し
6月24日(火):230万株の売り越し
6月25日(水):90万株の買い越し
6月26日(木):230万株の売り越し
6月27日(金):400万株の買い越し

■前場の注目材料

・総務省、携帯会社のスマホ利用制限を解除へ
・鉄鋼各社と資源大手、7-9月期原料炭価格は最低価格を維持
・トヨタ自<7203>や米GM、自動運転車の実験場を共同で建設へ

☆前場のイベントスケジュール

<国内>

08:50 5月鉱工業生産指数(前月比予想:+0.9%、4月:-2.8%)

<海外>

09:30 豪・6月TDセキュリティーズインフレ指標(5月:前年比+2.9%)



<KO>

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