NY株式:ダウは5ドル高、企業決算好感もイエレン議会証言が重し
[14/07/16]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
15日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は5.26ドル高の17060.68、ナスダックは24.03ポイント安の4416.39で取引を終了した。金融機関大手の決算を好感して朝方は買いが先行。イエレンFRB議長が、半期に一度の金融政策報告について議会証言を行い、株式や不動産など資産価格全体の水準は妥当だが、ソーシャル・メディアやバイオなど一部は割高との見解を示したことをきっかけに下落に転じた。その後は企業決算への期待感から徐々に下げ幅を縮小、ダウ平均は上昇に転じた。セクター別では、銀行や電気通信サービスが上昇する一方、食品・飲料・タバコや医薬品・バイオテクノロジーが下落した。
銀行大手のJPモルガン・チェース(JPM)や投資銀行のゴールドマン・サックス(GS)が相次いで予想を上回る決算を発表して上昇。アクションカメラのゴープロ(GPRO)はJMP証券が目標株価60ドルでカバレッジを開始したことで急騰。一方で、タバコのレイノルズ・アメリカン(RAI)はロリラード(LO)の買収を発表して下落。アパレルのマイケル・コース(KORS)は複数のアナリストが相次いで目標株価を引き下げ軟調推移となった。
マーケット終了後に半導体のインテル(INTC)が発表した決算は、売上高及び利益とも予想を上回り時間外取引で上昇して推移している。
(Horiko Capital Management LLC)
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