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前場に注目すべき3つのポイント〜市場の関心はミクシィに集まりそう

注目トピックス 市況・概況

12日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:ミクシィ物色の持続性を見極め
■外資系証券の注文動向:差し引き90万株の売り越し
■前場の注目材料:ミクシィ<2121>とLINE、スマホゲームで共同企画を開催へ

■ミクシィ物色の持続性を見極め

☆日経225想定レンジ:上限15200円-下限15000円

12日の東京市場はこう着感の強い相場展開になりそうだ。11日の米国市場ではウクライナ情勢の緊張緩和を背景に堅調な展開となった。ただしNYダウは小幅な上昇にとどまっているほか、シカゴ日経225先物清算値は大阪比15円高の15145円と、大阪終値水準での推移だった。11日の日経平均は350円を超える上昇をみせており、先週の下げに対する自律反発は一巡した感はある。

また、足元で地政学リスクに対する報道に振らされており、報道をキッカケにしたヘッジファンド等の仕掛け的な商いとの見方もされている。お盆休みで参加者が限られるなかで指値状況も薄いため、先物主導で振らされやすい状況にもある。決算を手掛かりにした物色のほか、やや内需系にシフトしやすいとみられる。

また、市場の関心はミクシィ<2121>に集まりそうである。先週末に発表した好決算と上期業績の上方修正を受けて、11日はストップ高比例配分となった。この流れは他のゲーム関連などへも波及していたこともあり、一段と強い値動きをみせてくるようであれば、引き続き波及効果が意識されよう。

もっとも、資金の逃げ足は速いと考えられる。いったん動きが鈍るようだと再び需給悪化が警戒されてくる可能性があるため、売り仕掛け的な動きには注意しておく必要がありそうだ。そのほか、政府は中古住宅を購入しやすくするため、低利融資と税制の優遇措置を拡大する方針が伝えられている。中古住宅のリノベーションやリフォームを手掛ける企業への物色なども意識されよう。

なお、日経平均は先週末に一目均衡表の雲下限レベルまで急落し、昨日は一気に雲上限を捉えてきている。本日以降はこの雲上限を突破してくるかを見極めたいところであろう。

■外資系証券の注文動向:差し引き90万株の売り越し

朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り620万株、買い530万株、差し引き90万株の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

8月5日(火):130万株の買い越し
8月6日(水):10万株の買い越し
8月7日(木):40万株の売り越し
8月8日(金):10万株の買い越し
8月11日(月):160万株の買い越し

■前場の注目材料

・ミクシィ<2121>とLINE、スマホゲームで共同企画を開催へ
・政府、中古住宅の低利融資と税制優遇措置を拡大へ
・7月工作機械受注額、前年同月比37.7%増

☆前場のイベントスケジュール

<国内>

08:50 7月企業物価指数(前年比予想:+4.4%、6月:+4.6%)



<KO>

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