個別銘柄戦略:需給関係の変化に注目、含み資産関連や建設株に関心
[14/10/01]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
海外株式市場動向や為替動向など外部環境はまちまち、方向感は定めにくい状況となろう。日銀短観に関しては、大企業製造業DIが市場想定を上振れているが、追加緩和期待の後退にもつながり、ポジティブに反応する動きは限定的となる可能性も。名実ともに下半期入りしたことで需給関係の変化にも注目。前日までは換金売りが優勢になっていた感も強く、こうした売り圧力が軽減されてくるか見極めたい。
東京特区の規制緩和報道で不動産株に関心が高まろう。ただ、追加緩和期待の後退、建設コストの上昇傾向の中、上値は限定的にとどまる公算。含み資産関連や建設株などがより妙味となってくるか。イビデン<4062>の業績下方修正はネガティブインパクト、個別要因が強いと見られ、全体への波及は限定的ではあろう。また、月次発表が本格化する小売各社、特に衣料品専門店各社などには期待感が高まる余地も。
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