11日の米国市場ダイジェスト:ダウは1ドル高、ベテランズデーで閑散取引
[14/11/12]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウは1ドル高、ベテランズデーで閑散取引
NYダウ ナスダック
終値 :17614.90 終値 :4660.56
前日比:+1.16 前日比:+8.94
始値 :17615.64 始値 :4649.19
高値 :17638.21 高値 :4661.22
安値 :17584.94 安値 :4640.24
11日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は1.16ドル高の17614.90、ナスダックは8.94ポイント高の4660.56で取引を終了した。退役軍人の日(ベテランズデー)で債券市場が休場となっていることもあり、前日終値を挟んで終日小動きとなった。小幅ながらダウ平均とS&P500指数は連日の過去最高値更新。セクター別では、自動車・自動車部品や小売が上昇する一方、商業・専門サービスや銀行が下落した。
住宅メーカーのDRホートン(DRI)は予想を下回る決算を発表したものの、今四半期の見通しを引き上げたことで上昇。ソーシャルゲームのジンガ(ZNGA)はジェフリーズの投資判断引き上げで上昇。クラウド関連のラックスペース・ホスティング(RAX)は予想を上回る決算を発表して急騰となった。一方で、中国電子商取引大手のアリババ・グループ(BABA)は、「独身の日」の売上高が90億ドルを上回ったことを明らかにしたものの売りに押された。ネットワーク機器のジュニパー・ネットワークス(JNPR)は、突然の最高経営責任者の交代を発表して下落。
住宅メーカーの好決算や強気の業績見通しが相次いでいる。10月に住宅ローン金利が2013年6月以来となる低水準になったことや、借入時に必要な最低限の頭金を3%にまで引き下げる方向で検討されていることが追い風となったようだ。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:ドル・円は115円30銭、ポジション調整のドル売りも
ドル・円は115円90銭から115円03銭まで下落し115円30銭で引けた。ウクライナで紛争が再び激化するとの警戒感から円売りが後退したほか、ベテランズデー (退役軍人の日)の 祭日で米国債券市場が休場で参加者が限られる中、ポジション調整と思われるドル売りが加速した。
ユーロ・ドルは、1.2413ドルから1.2499ドルまで上昇し1.2480ドルで引けた。ユーロ・クロス絡みの買いが優勢となった。ユーロ・円は、143円71銭から144円31銭へ上昇。日本の消費増税先送り、衆院解散憶測を受けたアベノミクス第2弾への期待を受けた円売りが継続した。ポンド・ドルは、1.5854ドルから1.5945ドルへ上昇。ドル・スイスは、0.9690フランから0.9625フランまで下落した。
■NY原油:反発で77.94ドル、持ち高調整のドル売りで割安感の買いが先行
NY原油は反発(NYMEX原油12月限終値:77.94 ↑0.54)。76.46ドルまで下落後、78.04ドルまで上昇した。今月27日の石油輸出国機構(OPEC)の総会で減産を決める可能性は低いとの見方から、供給過剰感による売りが先行した。また、ブレント原油が一時80ドル台半ばまで下げ、4年半ぶりの安値をつけた動きにも連れた。
しかし、その後は、ユーロ・ドルでのショートカバー(ユーロ買い戻し)をきっかけに、持ち高調整とみられるドル売りが広がる状況となり、割安感からの原油の買いが優勢になった。「ウクライナ紛争地帯での状況悪化」(欧州安全保障協力機構)も、相場の下支えになった可能性がある。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 17.32ドル -0.05ドル(-0.29%)
モルガン・スタンレー(MS) 35.79ドル -0.09ドル(-0.25%)
ゴールドマン・サックス(GS)191.88ドル +0.08ドル(+0.04%)
インテル(INTC) 33.31ドル +0.05ドル(+0.15%)
アップル(AAPL) 109.70ドル +0.87ドル(+0.80%)
グーグル(GOOG) 550.29ドル +2.80ドル(+0.51%)
フェイスブック(FB) 74.61ドル -0.39ドル(-0.52%)
キャタピラー(CAT) 102.53ドル +0.32ドル(+0.31%)
アルコア(AA) 16.45ドル +0.13ドル(+0.80%)
ウォルマート(WMT) 79.01ドル -0.43ドル(-0.54%)
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