NY株式:ダウは268ドル安、原油相場の急反落でエネルギー関連に売り
[14/12/11]
提供元:株式会社フィスコ
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10日の米国株式相場は下落。ダウ平均は268.05ドル安の17533.15、ナスダックは82.44ポイント安の4684.03で取引を終了した。前日に続き、世界的な景気減速懸念が広がる中、原油相場が急反落となったことから、業績に及ぼす影響が嫌気されたエネルギー関連株に売りが向かい、軟調推移。午後は下げ幅を広げる展開となった。ダウ平均の単日下げ幅は10月9日以来で最大。セクター別では全面安となり、エネルギーや自動車・自動車部品の下落が目立った。
ドーナツチェーンのクリスピー・クリーム・ドーナツ(KKD)は、冴えない四半期決算の発表および一部アナリストの目標株価引き下げを受けて下落。ファストフードチェーン大手のヤム・ブランズ(YUM)は、年次株主総会で主力の中国事業の売上高に慎重な見方を示したことで軟調推移。石油大手のBP(BP)は10億ドルのリストラ実施と原油安を背景とした2015年の設備投資計画の見直しを発表し、急落した。一方、エネルギー・テクノロジーのシンセシス・エナジー・システムズ(SYMX)は、中国との石炭ガス工場建設の発表が好感され、大幅高となった。
(Horiko Capital Management LLC)
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