《一読必須》今日の日経平均はこうなる〜フィスコ・アナリスト別予想!
[14/12/12]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
【小幅高となる】17200-17400円のレンジを想定=フィスコ村瀬 智一
NY市場の上昇や円相場は1ドル118円90銭辺りと円安に振れており、買い優勢のスタートになりそうである。ただし、14日の衆院選投開票を控え、様子見ムードも強まりそう。日経平均はボリンジャーバンドの-1σと中心値(25日)とのレンジ内での推移となり、中心値辺りでの攻防といったところか。
自民圧勝が織り込まれているなか、週明けは材料出尽くしとの見方もされている。ただ、直近の急落で出尽くし分を織り込んでいるとなれば、アベノミクス第2幕を意識した仕切り直しをイメージ。17200-17400円のレンジを想定する。
【小幅安となる】NYではヒンデンブルブルグ・オーメン示現=フィスコ田代 昌之
円建てCME先物の終値(15年3月限)は前日の225先物(15年3月限17220円)比80円高の17300円。為替市場では、ドル・円は118円90銭台、ユーロ・円は147円50銭台(8時00分時点)。寄付きで今年最後のSQ値算出を迎える。指数下落のなか裁定解消が進んだ一方、水曜日あたりからロールオーバーも進んだことなどから、SQ値算出に絡んだ商いはさほど大きなボリュームとはならないと思われる。
SQ通過後は、衆議院選挙の投開票前ということで積極的な商いは見送りか。一部報道で自民・公明の政権与党の優勢が続くと報じられているが、内閣の支持率は初めて不支持率と並ぶなど差引きトントンか。
日銀のホームページでは、「指数連動型上場投資信託受益権(ETF)および不動産投資法人投資口(J-REIT)の買入結果」の最終更新日が12月10日となっていることから、昨日もETF買入は見送ったようだ。今回も日銀が動かなかったことで「大納会まで日銀は動かない」との認識が市場コンセンサスとなろう。これまでの東京市場を支えていた需給面の一つが剥落したことは残り12営業日の懸念材料に。
なお、NYダウでは今年の9月以来となる「ヒンデンブルグ・オーメン」の売りサインが示現している。10月にかけてはきつい下げも見られただけに投資家心理にはマイナスに働く。NY市場は来週末にSQを迎えることから警戒。
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