日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は308円安、米国株安を受けて売り先行に
[14/12/16]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
【日経平均は308円安、米国株安を受けて売り先行に】
9時42分現在の日経平均株価は、16791.14円(前日比-308.26円)で推移。日経平均は大幅続落で始まった。15日の米国市場は続落。前週末の大幅な下げに対する反動から、NYダウは一時100ドルを超える上昇をみせる局面もあった。しかし、原油安に歯止めがかからず、ロシアの通貨や株式が大幅に下落するなど信用不安の高まりが嫌気され、下げに転じている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比315円安の16705円と大きく下げており、これにサヤ寄せする格好から、ギャップダウンでのスタートに。
セクターでは、33業種全てが下げており、空運、鉱業、ゴム製品、機械、その他金融、精密機器、証券、不動産、倉庫・運輸、情報・通信などの弱さが目立つ。一方で、陸運、電力・ガス、医薬品などは小幅な下げにとどまっている。規模別指数は大型、中型、小型株指数ともに2桁の下落。売買代金上位では、全般軟調な中、マーベラス<7844>、ソニー<6758>が小じっかリ。また、本日は5社が上場となり、SFPダイニング<3198>が売り気配からのスタートとなったほかは、アトラ<6029>、U-NEXT<9418>、MDV<3902>、マークラインズ<3901>ともに買い気配からのスタートに。
【ドル・円は117円75銭付近、ポジション調整的な円買いは一巡】
ドル・円は117円75銭付近で推移。日経平均株価の続落は織り込み済みだが、予想以上に下げた場合、ドル・円は117円50銭を下回る可能性があるとみられている。15日の欧米市場では原油安や欧米諸国の株安を意識した円買いが観測されたが、ポジション調整的な円買いは一巡しつつあるとみられており、新たなドル売り材料が提供されない場合、ドル・円は117円台後半で下げ渋る可能性は残されている。
■今後のポイント
・日経平均株価が200円程度下げることは想定の範囲内
・117円50銭が目先における下値目処になるとの見方
9時42分時点のドル・円は117円75銭、ユーロ・円は146円54銭、ポンド・円は184円12銭、豪ドル・円は96円72銭付近で推移している。
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