NY株式:ダウは421ドル高、堅調な経済指標を好感
[14/12/19]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
18日の米国株式相場は大幅上昇。ダウ平均は421.28ドル高の17778.15、ナスダックは104.08ポイント高の4748.40で取引を終了した。前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明における早期利上げ観測後退を受けた買いが続いており、新規失業保険申請件数が市場予想を下回ったことが好感され、朝方から大幅高となった。また、11月景気先行指数が予想を上回ったことや、金融規制改革法(ボルカールール)の一部適用延期の方針が伝わったことも支援材料となった。セクター別でも全面高となり、ソフトウェア・サービスやテクノロジー・ハード・機器の上昇が目立った。
ソフトウェアメーカーのオラクル(ORCL)、ITコンサルティングのアクセンチュア(ACN)は、好決算を発表し大幅高。医薬品のファイザー(PFE)は神経痛治療に関する試験結果が良好であったことを受けて上昇。家電メーカーのソニー(SNE)はハッキング被害を受け、原因と思われる北朝鮮の金正恩氏を題材にしたコメディ映画「The Interview」の公開を取りやめることを発表し、NY市場のADR取引で上昇。一方、レストラン・フランチャイズのダンキン・ブランド・グループ(DNKN)は、2014年売上高が予想を下回り、来年度の利益見通しが不透明となったことから下落した。
NY原油先物価格は、1バレル54ドル台まで下落し、安値を更新した。サウジアラビアのナイミ石油相は、非OPEC加盟国の増産が続いており、このような状況下では価格の統制は難しいとの見方を示した。
(Horiko Capital Management LLC)
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