今日の為替市場ポイント:クリスマスで動意薄の状態が継続か
[14/12/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
昨日24日のドル・円相場は、東京市場では120円76銭から120円28銭で推移。欧米市場では120円53銭まで反発し、120円42銭で取引を終えた。
本日25日のドル・円は120円台で推移か。主要国の金融市場はクリスマスのため休場となることから、ドル・円などの主要通貨の為替取引は動意薄の状態が続く見込み。
24日の欧米市場では、米労働市場の改善を意識したドル買いが観測された。クリスマス前で主要通貨の為替取引は動意薄だったが、ドルは底堅い動きを続けた。ロシアのシルアノフ財務相は「自国の経済状況や政府政策などに関し、格付け会社に説明」、「ルーブルが長期的に下落する要因はない、ルーブルの上昇を予想」との見解を示したことも材料視されたようだ。
ルーブル安がロシア経済に与える影響は無視できないものがあるが、中国はロシア支援を明言している。中国とロシアは10月に1500億元規模の通貨スワップ協定を締結したが、中国政府はこれを拡大する用意があるとみられており、ロシア経済の先行きに対する悲観的な見方は後退しているようだ。
ロシア中央銀行は24日、外貨資金の調達が困難になっている国内大手企業に対してドル、ユーロの資金供給を行うと発表した。資金供給の目的は国内企業による対外債務の借り換えを支援することであり、この措置によって債務不履行に陥るロシア企業は少なくなるものとみられている。
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