前場に注目すべき3つのポイント〜カヤック、エクストリーム、東京ボード工業が新規上場
[14/12/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
25日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:個人主体によるテーマ・材料株物色へ
■外資系証券の注文動向:差し引き250万株の買い越し
■前場の注目材料:カヤック<3904>、エクストリーム<6033>、東京ボード工業<7815>が新規上場
■個人主体によるテーマ・材料株物色へ
☆日経225想定レンジ:上限17950円-下限17750円
25日の東京市場はこう着感の強い相場展開になろう。24日の米国市場は午後1時までの短縮取引であったほか、25日はクリスマスで休場となる。欧州も休場となるため、海外勢の資金流入は限られることになろう。シカゴ日経225先物清算値は、大阪比35円高の17825円であり、17800円処でのこう着になりそうだ。
また、参加者が限られるなか、ソフトバンク<9984>、ファーストリテ<9983>など指数インパクトの大きい銘柄の影響を受けやすいだろう。年内最終取引になるため、ディーラー等も動きづらい可能性。そのため、個人主導による短期的な商いが中心になりやすく、テーマ株や材料株物色が強まりそうである。
なお、衆院選を受けた第188特別国会が24日召集され、衆参両院は午後の本会議で安倍首相を第97代首相に選出。第3次安倍内閣が発足した。24日のザラ場中には2015年度に幼児教育の無償化を拡充する検討に入ったとの報道から、保育関連が動意をみせていたこともあり、政策関連への物色が改めて強まる展開に期待したいところである。
IPOでは、東京ボード工業<7815>、カヤック<3904>、エクストリーム<6033>の3社が上場する。話題性では面白法人カヤック辺りが注目されそうだ。そのほか、年内受け渡し最終により、NISA(少額投資非課税制度)による買いなども意識される。12月期決算企業については、優待・配当取りを狙った動きなども出てくる可能性がありそうだ。
■外資系証券の注文動向:差し引き250万株の買い越し
朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り400万株、買い650万株、差し引き250万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。
12月17日(水):170万株の売り越し
12月18日(木):640万株の売り越し
12月19日(金):670万株の買い越し
12月22日(月):340万株の買い越し
12月24日(水):420万株の買い越し
■前場の注目材料
・クリスマスで米国市場などが休場、引き続き個人主体の短期値幅取りが主体に
・タイ11月自動車生産台数、前年同月比14%減と不振続く
・カヤック<3904>、エクストリーム<6033>、東京ボード工業<7815>が新規上場
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
08:50 日銀金融政策決定会合議事要旨(11月18、19日開催分)
<KO>