NY株式:ダウは15ドル安、ギリシャ解散・総選挙に警戒感
[14/12/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
29日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は15.48ドル安の18038.23、ナスダックは0.05ポイント高の4806.91で取引を終了した。ギリシャで次期大統領選出の最終投票が行われたが、連立与党の候補者に十分な支持が集まらず解散・総選挙が決まったことで債務危機再燃への警戒感から売りが先行した。しかし、その後は年末でポジション調整の売買で前週終値を挟んで終日もみ合う展開となった。セクター別では、公益事業や自動車・自動車部品が上昇する一方、ソフトウェア・サービスや家庭用品・パーソナル用品が下落した。
工業製品メーカーのマニトウォック(MTW)は、著名投資家のカール・アイカーン氏が同社に投資を行っていることが明らかとなり急上昇。医薬品メーカーのギリアド・サイエンシズ(GILD)はモルガン・スタンレーの投資判断引き上げを受けて買われた。一方、アクションカメラのゴー・プロ(GPRO)は一部アナリストによる投資判断引下げを受けて下落した。
今週は年末年始で閑散取引となることが予想されるが、米国株式相場は元旦を除いて通常取引となる。
(Horiko Capital Management LLC)
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