東京為替:豪ドル・円は97円87銭付近、対円レートの大幅安は想定されず
[14/12/30]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
豪ドル・円は97円87銭付近で推移。クリスマス前後は市場参加者が少なくなったことで、豪ドル関連の取引は閑散だった。現時点でも豪ドル・ドルの取引は動意薄の状態が続いており、取引が活発になるのは1月5日以降になるとの見方が多いようだ。
市場参加者の間では、豪準備銀行(中央銀行)の通貨安志向は当面変わらないものとみられており、豪ドル・ドルは1月中に0.80ドルを下回るのではないか、との声が聞かれている。豪ドル安・米ドル高の継続は想定の範囲内だが、米ドル・円相場が円安方向に振れた場合、豪ドルの対円レートが大きく下げる可能性は低いとみられている。
豪ドル・円が95円を下回る可能性については、米ドル安・円高が急速に進むケースや豪ドル・ドルが急落するケースにほぼ限定されるとの見方が多い。前者のケースは、地政学的リスクの増大、日米の株安、米経済指標の大幅な悪化、後者のケースは、豪準備銀行による追加利下げ観測、商品相場の急落が要因としてそれぞれ挙げられている。
11時12分時点のドル・円は120円47銭、ユーロ・円は146円31銭、ポンド・円は186円92銭、豪ドル・円は97円87銭で推移している。
<KO>