日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は350円安、ギリシャ懸念などによる外部環境の悪化を嫌気
[15/01/06]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
【日経平均は350円安、ギリシャ懸念などによる外部環境の悪化を嫌気】
9時30分現在の日経平均株価は、17058.05円(前日比-350.66円)で推移。日経平均は大幅続落で始まった。下げ幅は300円を超え、その後下げ幅を広げてきており、17100円を割り込んでいる。ギリシャのユーロ離脱懸念などで欧州株式相場が軒並み大幅下落となった流れや、米国市場でNY原油先物の急落が嫌気された流れが波及している。
セクターでは東証33業種全てが下げており、鉱業が4%超の下げ、その他金融、ガラス・土石、証券、精密機器、非鉄金属、電気機器、卸売、パルプ・紙、輸送用機器、食料品、ゴム製品、保険、機械、金属製品、不動産、石油・石炭、その他製品が2%を超える下げとなっている。
売買代金上位では、トヨタ<7203>、ソフトバンク<9984>、マツダ<7261>、三菱UFJ<8306>、JT<2914>、三井物産<8031>など軒並み下落。その中で、エクストリーム<6033>、SE H&I<9478>、データセクション<3905>が堅調。また、ファーストリテ<9983>は12月既存店売上高が評価され、売り先行後は下げ渋る展開に。
【ドル・円は119円46銭付近、株安は想定の範囲内】
ドル・円は119円46銭付近で推移。日経平均株価は前日比300円超の下げとなっているが、400円程度の株安は想定の範囲内との声が聞かれており、ドル・円の取引ではリスク回避的な円買いは増えていないようだ。119円付近には顧客筋のドル買いオーダーが残されており、アジア市場でドル・円が119円を下回る可能性は低いとの声が聞かれている。
■今後のポイント
・日経平均株価の下げ幅は想定の範囲内
・119円付近に顧客筋のドル買いオーダー
9時30分時点のドル・円は119円46銭、ユーロ・円は142円58銭、ポンド・円は182円28銭、豪ドル・円は96円63銭で推移している。
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