日経平均寄り付き&為替概況:日経平均は85円安、前日上昇の反動で利食い先行
[15/01/21]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
【日経平均は85円安、前日上昇の反動で利食い先行】
9時43分現在の日経平均株価は、17281.02円(前日比-85.28円)で推移。日経平均は反落で始まった。20日の米国市場は、欧州やアジアの株価上昇を受けて買いが先行したものの、原油価格の下落を受けてエネルギー関連株を中心に下げに転じる局面もみられた。欧州中央銀行(ECB)の量的緩和への期待を手掛かりとした上昇が意識されていた面もあり、この反応の鈍さが嫌気され、利食い先行の展開に。また、日銀の金融政策決定会合の結果を見極めたいとのムードもあるようだ。
セクターでは鉱業、海運、ゴム製品、空運、不動産などが小じっかリ。一方で、電力・ガス、非鉄金属、保険、機械、ガラス・土石、輸送用機器などが冴えない、売買代金上位では、武田薬品<4502>、ファーストリテ<9983>、JT<2914>、ソニー<6758>、ブリヂストン<5108>がしっかり。一方で、トヨタ<7203>、ソフトバンク<9984>、富士重<7270>、ファナック<6954>が冴えない。
【ドル・円は118円60銭付近、黒田日銀総裁の会見待ちに】
ドル・円は118円60銭付近で推移。日経平均株価は小幅安となっているが、黒田日銀総裁の会見内容を点検したいとの声が聞かれており、株安でもリスク回避的な円買いが広がる可能性は低いとの見方が多い。日銀の金融政策は現状維持の公算だが、融資制度の期限延長や増額が決まった場合、円売りがやや強まるのではないか、との指摘が出ている。
■今後のポイント
・日銀の金融政策は現状維持の公算
・日銀黒田総裁の会見内容に注目、追加緩和の必要性を示唆した場合、円売りが強まる可能性
9時43分時点のドル・円は118円60銭、ユーロ・円は137円03銭、ポンド・円は179円55銭、豪ドル・円は96円89銭で推移している。
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