NY株式:ダウは39ドル高、ECB量的緩和観測や決算を好感
[15/01/22]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
21日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は39.05ドル高の17554.28、ナスダックは12.58ポイント高の4667.42で取引を終了した。小幅下落して始まったものの、欧州中銀が量的緩和策として月500億ユーロのユーロ圏国債購入を最低1年間継続するとの観測報道が好感され上昇に転じた。12月住宅着工件数が市場予想を上回ったことや、主要企業決算も概ね好感され底堅い動きとなった。セクター別では、エネルギーや小売が上昇する一方、不動産や医薬品・バイオテクノロジーが下落した。
動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)は決算での強気の見通しと、契約者数増加が好感され上昇。信託銀行のノーザン・トラスト(NTRS)は、決算がアナリスト予想を上回ったことで買われた。検索大手グーグル(GOOG)は宇宙開発ベンチャーのスペースXに出資することが報じられ堅調推移。一方で、ITサービス大手のIBMは決算で売上高が市場予想を下回ったことが嫌気され下落。またソフトウェアのCAテクノロジーズ(CA)は、11四半期連続の減収となったことが報じられ下落した。
ソフトウェアのマイクロソフト(MSFT)は、開発中の次期基本ソフトの「Windows10」を無償アップグレードとして提供する方針を明らかにし、ビジネスモデルの転換に注目が集まっている。
(Horiko Capital Management LLC)
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