NY株式:ダウは141ドル安、欧州量的緩和を受けた買いが一巡
[15/01/24]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
23日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は141.38ドル安の17672.60、ナスダックは7.48ポイント高の4757.88で取引を終了した。欧州中銀(ECB)の量的緩和決定を受けた買いが一巡し、利益確定の売りが先行。25日に予定されているギリシャ総選挙結果を控え、慎重姿勢が広がったことも重しとなり、ダウは引けにかけて下げ幅を拡大した。ただし、来週のハイテク大手への期待感からナスダックは堅調推移となった。セクター別では、消費者・サービスや公益事業が上昇する一方、運輸や家庭用品・パーソナル用品が下落した。
宅配・航空貨物のユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)は、業績下方修正を発表して下落。化粧品のエイボン・プロダクツ(AVP)は、昨日身売り観測で急騰していたものの、買収価格への慎重な見方から反落。ファストフード最大手のマクドナルド(MCD)は第4四半期が予想以上に悪化したことで軟調推移となった。一方で、スポーツウェアメーカーのルルレモン・アスレティカ(LULU)はJPモルガンによる投資判断引き上げを受け上昇。
クラウド・データストレージのボックス(BOX)が23日、新規株式公開を果たした。公募価格の14ドルを大幅に上回る23ドルで初日の取引を終え、好調なスタートになった。
(Horiko Capital Management LLC)
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