NY株式:ダウは104ドル安、インフレ指標を受けて利上げへの警戒感が強まる
[15/03/25]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
24日の米国株式相場は下落。ダウ平均は104.90ドル安の18011.14、ナスダックは16.25ポイント安の4994.73で取引を終了した。2月消費者物価指数(CPI)が前月より上昇し、インフレによる早期利上げへの警戒感が強まったことから売りが先行。3月マークイット製造業PMIや2月新築住宅販売件数が市場予想を上回り、上げに転じる場面もあったが、堅調な経済指標を受けて為替相場でややドル高が進行したことで、引けにかけて再び下落する展開となった。セクター別では、ソフトウェア・サービスや小売が上昇する一方でメディアや公益事業が下落した。
資源のフリーポート・マクモラン(FCX)は、銅価格の下落などを理由に84%の減配を発表し下落。石油のホワイティング・ペトロリアム(WLL)は、第三者割当増資を発表して急落。自動車のゼネラル・モーターズ(GM)は、新型車の生産の為、メキシコに3.5億ドルの投資を行うことが発表され、軟調推移となった。一方で、動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)は、バークレイズによる目標株価引き上げを受けて上昇。
検索大手のグーグル(GOOGL)は、モルガン・スタンレーのルース・ポラット氏を5月から最高財務責任者に迎えることが明らかとなり、株主還元への期待感から堅調推移となった。
(Horiko Capital Management LLC)
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