28日の米国市場ダイジェスト:ダウは72.17ドル高、FOMCへの警戒感から手控えムード
[15/04/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウは72.17ドル高、FOMCへの警戒感から手控えムード
NYダウ ナスダック
終値 :18110.14 終値 :5055.42
前日比:+72.17 前日比:-4.82
始値 :18035.90 始値 :5063.26
高値 :18119.65 高値 :5075.30
安値 :17917.36 安値 :5006.28
28日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は72.17ドル高の18110.14、ナスダックは4.82ポイント安の5055.42で取引を終了した。寄り付きは小動きで始まったものの、4月消費者信頼感指数が大幅に低下し、景気先行き懸念が拡大したことで下落に転じた。その後は、連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとの思惑から手控えムードとなったものの、為替相場でドル安が進行したことで、再び緩やかに上昇する展開となった。セクター別では、電気通信サービスや各種金融が上昇する一方で、耐久消費財・アパレルや小売が下落した。
宅配・航空貨物のユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)は決算内容が好感されたほか、CFOの交代が報じられ上昇。製薬のメルク(MRK)は、通期見通しを引き上げ、堅調推移となった。昨日予想を上回る決算を発表した携帯端末のアップル(AAPL)は、朝方は上昇して推移していたものの、利益確定の売りに押された。一方で、革製品メーカーのコーチ(COH)は、決算内容が嫌気され下落した。家電のワールプール(WHR)と医薬品のファイザー(PFE)は、通期見通しを引き下げ、軟調推移となった。
短文投稿サイトのツイッター(TWTR)は、1-3月期決算情報が予定より早い取引時間中に漏洩するアクシデントがあり、急遽1-3月期決算を前倒しで正式に発表した。一株利益は予想を上回ったものの、売上高が下ぶれたことが嫌気され、急落となった。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル・円は118円87銭、低調な米経済指標&ハト派FOMCへの思惑で
28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、119円13銭から118円77銭まで下落し、118円87銭で引けた。米国の住宅価格指数が予想以上の伸びを記録したためいったんドル買いが強まった。その後、米国の4月消費者信頼感指数が予想外に低下したほか、4月リッチモンド連銀製造業指数も予想を下振れたことを嫌ったドル売りが加速。のちに米国防総省が否定したが「イラン軍が米海軍の貨物船を拿捕」との報道でドル売りがさらに加速した。
ユーロ・ドルは、1.0918ドルから1.0991ドルまで上昇し1.0981ドルで引けた。ツィプラス・ギリシャ首相が債務問題協議で債権者との交渉チームを再編、今月中、または5月の合意の可能性を示唆したため、ギリシャのデフォルト(債務不履行)、ユーロ離脱懸念が後退、ユーロ圏の債券利回り上昇でユーロのショートカバーが加速。
ユーロ・円は130円00銭から130円67銭まで上昇。
ポンド・ドルは、1.5272ドルから1.5343ドルまで上昇した。
ドル・スイスは、0.9598フランから0.9505フランへ下落した。
■NY原油:反発で57.06ドル、一時中東有事の緊張で買い強まるも失速
NY原油は反発(NYMEX原油6月限終値:57.06↑0.07)。一時57.83ドルまで上昇した後、56.77ドルまで下落した。「イラン海軍が米貨物船を拿捕し連行」との報道を受けて、中東有事の緊張感から原油の買いが一時急速に強まった。しかし、まもなく米国防総省が「米国籍ではない」と否定したことから懸念は後退、売り戻しとなった。
その後は、29日に予定される米エネルギー情報局(EIA)の週報(週次石油在庫統計)の発表を待つムードが広がり、原油相場は57ドル付近でもみ合う展開になった。現時点では、国内全体や原油先物の受け渡し拠点(オクラホマ州クッシング)の在庫、ガソリンや留出油の在庫のすべてが増加するとの予想。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 15.65ドル +0.09ドル(+0.58%)
モルガン・スタンレー(MS) 37.04ドル +0.14ドル(+0.38%)
ゴールドマン・サックス(GS)197.49ドル +0.97ドル(+0.49%)
インテル(INTC) 33.02ドル +0.52ドル(+1.60%)
アップル(AAPL) 130.56ドル -2.09ドル(-1.58%)
グーグル(GOOG) 553.68ドル -1.69ドル(-0.30%)
フェイスブック(FB) 80.68ドル -1.23ドル(-1.50%)
キャタピラー(CAT) 86.20ドル +0.87ドル(+1.02%)
アルコア(AA) 13.48ドル +0.03ドル(+0.22%)
ウォルマート(WMT) 79.10ドル -0.27ドル(-0.34%)
スプリント(S) 5.29ドル +0.03ドル(+0.57%)
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NYダウ ナスダック
終値 :18110.14 終値 :5055.42
前日比:+72.17 前日比:-4.82
始値 :18035.90 始値 :5063.26
高値 :18119.65 高値 :5075.30
安値 :17917.36 安値 :5006.28
28日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は72.17ドル高の18110.14、ナスダックは4.82ポイント安の5055.42で取引を終了した。寄り付きは小動きで始まったものの、4月消費者信頼感指数が大幅に低下し、景気先行き懸念が拡大したことで下落に転じた。その後は、連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとの思惑から手控えムードとなったものの、為替相場でドル安が進行したことで、再び緩やかに上昇する展開となった。セクター別では、電気通信サービスや各種金融が上昇する一方で、耐久消費財・アパレルや小売が下落した。
宅配・航空貨物のユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)は決算内容が好感されたほか、CFOの交代が報じられ上昇。製薬のメルク(MRK)は、通期見通しを引き上げ、堅調推移となった。昨日予想を上回る決算を発表した携帯端末のアップル(AAPL)は、朝方は上昇して推移していたものの、利益確定の売りに押された。一方で、革製品メーカーのコーチ(COH)は、決算内容が嫌気され下落した。家電のワールプール(WHR)と医薬品のファイザー(PFE)は、通期見通しを引き下げ、軟調推移となった。
短文投稿サイトのツイッター(TWTR)は、1-3月期決算情報が予定より早い取引時間中に漏洩するアクシデントがあり、急遽1-3月期決算を前倒しで正式に発表した。一株利益は予想を上回ったものの、売上高が下ぶれたことが嫌気され、急落となった。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル・円は118円87銭、低調な米経済指標&ハト派FOMCへの思惑で
28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、119円13銭から118円77銭まで下落し、118円87銭で引けた。米国の住宅価格指数が予想以上の伸びを記録したためいったんドル買いが強まった。その後、米国の4月消費者信頼感指数が予想外に低下したほか、4月リッチモンド連銀製造業指数も予想を下振れたことを嫌ったドル売りが加速。のちに米国防総省が否定したが「イラン軍が米海軍の貨物船を拿捕」との報道でドル売りがさらに加速した。
ユーロ・ドルは、1.0918ドルから1.0991ドルまで上昇し1.0981ドルで引けた。ツィプラス・ギリシャ首相が債務問題協議で債権者との交渉チームを再編、今月中、または5月の合意の可能性を示唆したため、ギリシャのデフォルト(債務不履行)、ユーロ離脱懸念が後退、ユーロ圏の債券利回り上昇でユーロのショートカバーが加速。
ユーロ・円は130円00銭から130円67銭まで上昇。
ポンド・ドルは、1.5272ドルから1.5343ドルまで上昇した。
ドル・スイスは、0.9598フランから0.9505フランへ下落した。
■NY原油:反発で57.06ドル、一時中東有事の緊張で買い強まるも失速
NY原油は反発(NYMEX原油6月限終値:57.06↑0.07)。一時57.83ドルまで上昇した後、56.77ドルまで下落した。「イラン海軍が米貨物船を拿捕し連行」との報道を受けて、中東有事の緊張感から原油の買いが一時急速に強まった。しかし、まもなく米国防総省が「米国籍ではない」と否定したことから懸念は後退、売り戻しとなった。
その後は、29日に予定される米エネルギー情報局(EIA)の週報(週次石油在庫統計)の発表を待つムードが広がり、原油相場は57ドル付近でもみ合う展開になった。現時点では、国内全体や原油先物の受け渡し拠点(オクラホマ州クッシング)の在庫、ガソリンや留出油の在庫のすべてが増加するとの予想。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 15.65ドル +0.09ドル(+0.58%)
モルガン・スタンレー(MS) 37.04ドル +0.14ドル(+0.38%)
ゴールドマン・サックス(GS)197.49ドル +0.97ドル(+0.49%)
インテル(INTC) 33.02ドル +0.52ドル(+1.60%)
アップル(AAPL) 130.56ドル -2.09ドル(-1.58%)
グーグル(GOOG) 553.68ドル -1.69ドル(-0.30%)
フェイスブック(FB) 80.68ドル -1.23ドル(-1.50%)
キャタピラー(CAT) 86.20ドル +0.87ドル(+1.02%)
アルコア(AA) 13.48ドル +0.03ドル(+0.22%)
ウォルマート(WMT) 79.10ドル -0.27ドル(-0.34%)
スプリント(S) 5.29ドル +0.03ドル(+0.57%)
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