11日の米国市場ダイジェスト:ダウは85ドル安、雇用統計による買い一巡
[15/05/12]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウは85ドル安、雇用統計による買い一巡
NYダウ ナスダック
終値 :18105.17 終値 :4993.57
前日比:-85.94 前日比:-9.98
始値 :18187.78 始値 :5003.26
高値 :18199.95 高値 :5017.38
安値 :18089.11 安値 :4992.02
11日の米国株式相場は下落。ダウ平均は85.94ドル安の18105.17、ナスダックは9.98ポイント安の4993.57で取引を終了した。先週の4月雇用統計をきっかけとした上昇を受けて利益確定の売りが先行。今週半ばに発表される4月小売売上高の結果を見極めたいとの思惑から手控える向きも多かったほか、ユーロ圏財務相会合における協議に進展が見られず、ギリシャ債務問題への懸念が強まったことから終日軟調推移となった。セクター別では、耐久消費財・アパレルや医薬品・バイオテクノロジーが上昇する一方でエネルギーや不動産が下落した。
種子メーカーのモンサント(MON)は、スイスのシンジェンタ(SYT)への買収提案を拒否されたものの、再び買収観測が報じられ下落。石油会社ノーブル・エナジー(NBL)は、同業ロゼッタ・リソーシズ(ROSE)を21億ドルで買収することに合意し軟調推移。ケーブルテレビのタイム・ワーナー・ケーブル(TWC)との合併を狙う同業チャーター・コミュニケーションズ(CHTR)は最大300億ドルの借入に向けて複数の銀行と協議を始めたことが報じられ売られた。一方で、建設機械のキャタピラー(CAT)は一部アナリストによる投資判断引き上げを受け上昇。
アトランタ地区連銀がウェブサイトで公開している計算モデルによると、雇用が4月と同様のペースで増加した場合、連邦準備制度理事会(FRB)が完全雇用とみなす失業率5%に6ヶ月以内に到達する可能性がある。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル・円は120円08銭、ギリシャ支援策への懸念くすぶる
11日のニューヨーク外為市場でドル・円は、119円82銭から120円15銭まで上昇し、120円08銭で引けた。米国4月の労働市場情勢指数が3年ぶりに2ヶ月連続のマイナスに落ち込んだため、いったんドル売りが優勢となったものの、ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁のタカ派発言などを受けて、米国の債券利回り上昇に伴いドル買いが強まった。欧州債券相場の下落が一段落したことで、安全資産としての米国債券買いも後退、利回りは上昇した。
ユーロ・ドルは、1.1175ドルから1.1132ドルまで下落し、1.1155ドルで引けた。ユーロ圏財務相会合では、ギリシャ支援に関する交渉で進展があったものの合意は見られず、根強いギリシャ懸念を受けたユーロ売りが継続した。ユーロ・円は133円51銭から134円05銭まで上昇。中国の刺激策を好感した。
ポンド・ドルは、1.5481ドルから1.5613ドルまで上昇した。英国の総選挙の不透明感が払しょくし、インフレ報告を控えた金利先高感に伴うポンド買いが加速した。
ドル・スイスは、0.9317フランから0.9354フランまで上昇した。
■NY原油:反落で59.25ドル、米雇用回復に懐疑的な見方浮上し売りも
NY原油は反落(NYMEX原油6月限終値:59.25↓0.14)。59.85ドルまで上昇した後、58.75ドルまで下落した。NY通常取引開始後まもなくこの日の高値をつけたが、そこでは一時ユーロ高・ドル安が進んでおり、割安感からの原油の買いが強まった可能性。
しかし、その後発表された米国の4月労働市場情勢指数が大きく落ち込み、3月分も下方修正されたことで、雇用情勢の回復に懐疑的な見方が浮上。また、米国内の原油生産について、再び拡大しようとする動きが一部にみられるといわれることから、需要先細りの懸念や供給緩和後退の懸念などから、売りが優勢になったとみられる。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 16.49ドル +0.040ドル(+0.24%)
モルガン・スタンレー(MS) 38.25ドル +0.360ドル(+0.95%)
ゴールドマン・サックス(GS)201.73ドル +1.23ドル(+0.61%)
インテル(INTC) 32.69ドル -0.11ドル(-0.34%)
アップル(AAPL) 126.32ドル -1.30ドル(-1.02%)
グーグル(GOOG) 535.70ドル -2.52ドル(-0.47%)
フェイスブック(FB) 78.01ドル -0.500ドル(-0.64%)
キャタピラー(CAT) 88.77ドル +1.46ドル(+1.67%)
アルコア(AA) 13.65ドル -0.17ドル(-1.23%)
ウォルマート(WMT) 78.10ドル -0.430ドル(-0.55%)
スプリント(S) 4.70ドル -0.070ドル(-1.47%)
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NYダウ ナスダック
終値 :18105.17 終値 :4993.57
前日比:-85.94 前日比:-9.98
始値 :18187.78 始値 :5003.26
高値 :18199.95 高値 :5017.38
安値 :18089.11 安値 :4992.02
11日の米国株式相場は下落。ダウ平均は85.94ドル安の18105.17、ナスダックは9.98ポイント安の4993.57で取引を終了した。先週の4月雇用統計をきっかけとした上昇を受けて利益確定の売りが先行。今週半ばに発表される4月小売売上高の結果を見極めたいとの思惑から手控える向きも多かったほか、ユーロ圏財務相会合における協議に進展が見られず、ギリシャ債務問題への懸念が強まったことから終日軟調推移となった。セクター別では、耐久消費財・アパレルや医薬品・バイオテクノロジーが上昇する一方でエネルギーや不動産が下落した。
種子メーカーのモンサント(MON)は、スイスのシンジェンタ(SYT)への買収提案を拒否されたものの、再び買収観測が報じられ下落。石油会社ノーブル・エナジー(NBL)は、同業ロゼッタ・リソーシズ(ROSE)を21億ドルで買収することに合意し軟調推移。ケーブルテレビのタイム・ワーナー・ケーブル(TWC)との合併を狙う同業チャーター・コミュニケーションズ(CHTR)は最大300億ドルの借入に向けて複数の銀行と協議を始めたことが報じられ売られた。一方で、建設機械のキャタピラー(CAT)は一部アナリストによる投資判断引き上げを受け上昇。
アトランタ地区連銀がウェブサイトで公開している計算モデルによると、雇用が4月と同様のペースで増加した場合、連邦準備制度理事会(FRB)が完全雇用とみなす失業率5%に6ヶ月以内に到達する可能性がある。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル・円は120円08銭、ギリシャ支援策への懸念くすぶる
11日のニューヨーク外為市場でドル・円は、119円82銭から120円15銭まで上昇し、120円08銭で引けた。米国4月の労働市場情勢指数が3年ぶりに2ヶ月連続のマイナスに落ち込んだため、いったんドル売りが優勢となったものの、ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁のタカ派発言などを受けて、米国の債券利回り上昇に伴いドル買いが強まった。欧州債券相場の下落が一段落したことで、安全資産としての米国債券買いも後退、利回りは上昇した。
ユーロ・ドルは、1.1175ドルから1.1132ドルまで下落し、1.1155ドルで引けた。ユーロ圏財務相会合では、ギリシャ支援に関する交渉で進展があったものの合意は見られず、根強いギリシャ懸念を受けたユーロ売りが継続した。ユーロ・円は133円51銭から134円05銭まで上昇。中国の刺激策を好感した。
ポンド・ドルは、1.5481ドルから1.5613ドルまで上昇した。英国の総選挙の不透明感が払しょくし、インフレ報告を控えた金利先高感に伴うポンド買いが加速した。
ドル・スイスは、0.9317フランから0.9354フランまで上昇した。
■NY原油:反落で59.25ドル、米雇用回復に懐疑的な見方浮上し売りも
NY原油は反落(NYMEX原油6月限終値:59.25↓0.14)。59.85ドルまで上昇した後、58.75ドルまで下落した。NY通常取引開始後まもなくこの日の高値をつけたが、そこでは一時ユーロ高・ドル安が進んでおり、割安感からの原油の買いが強まった可能性。
しかし、その後発表された米国の4月労働市場情勢指数が大きく落ち込み、3月分も下方修正されたことで、雇用情勢の回復に懐疑的な見方が浮上。また、米国内の原油生産について、再び拡大しようとする動きが一部にみられるといわれることから、需要先細りの懸念や供給緩和後退の懸念などから、売りが優勢になったとみられる。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 16.49ドル +0.040ドル(+0.24%)
モルガン・スタンレー(MS) 38.25ドル +0.360ドル(+0.95%)
ゴールドマン・サックス(GS)201.73ドル +1.23ドル(+0.61%)
インテル(INTC) 32.69ドル -0.11ドル(-0.34%)
アップル(AAPL) 126.32ドル -1.30ドル(-1.02%)
グーグル(GOOG) 535.70ドル -2.52ドル(-0.47%)
フェイスブック(FB) 78.01ドル -0.500ドル(-0.64%)
キャタピラー(CAT) 88.77ドル +1.46ドル(+1.67%)
アルコア(AA) 13.65ドル -0.17ドル(-1.23%)
ウォルマート(WMT) 78.10ドル -0.430ドル(-0.55%)
スプリント(S) 4.70ドル -0.070ドル(-1.47%)
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