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後場に注目すべき3つのポイント〜任天堂が切り返しをみせて高値を更新

注目トピックス 市況・概況

14日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・決算のほか需給妙味の大きい銘柄の動向に注目
・ドル・円は119円20銭付近、東京株弱含みで上げ渋る展開
・任天堂<7974>が切り返しをみせて高値を更新

■決算のほか需給妙味の大きい銘柄の動向に注目

日経平均は反落。108.44円安の19656.28円(出来高概算13億5000万株)で前場の取引を終えた。13日の米国市場ではまちまちの動きだったが、小売売上高が予想を下回るなど景気減速懸念が重石に。シカゴ日経225先物清算値は大阪比145円安の19635円となり、日経平均はこれにさや寄せする格好から売りが先行した。その後は19700円を回復する局面もみられるなど、押し目買い意欲の強さが目立っていたが、欧米市場での金利上昇などを警戒する流れから、先物主導で下げ幅を拡大させる局面もみられている。

東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が全体の6割を占めている。セクターでは銀行、陸運、倉庫運輸、不動産、情報通信、石油石炭、繊維などが冴えない。一方で、機械、電気機器、その他製品、建設などがしっかり。

日経平均は寄り付き水準でのこう着が続いており、5日線と25日線とのレンジ内での推移に。後場は日銀によるETF買入れが意識されそうであるが、5日線を割り込むようだと、売り仕掛け的な動きも出やすい。決算発表も多いことから、トレンドは出難いところであろう。

指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、KDDI<9433>、ファナック<6954>、ソフトバンク<9984>などが重石に。一方で、ダイキン<6367>、クレセゾン<8253>が下支えしている。また、利食いが先行した任天堂<7974>が切り返しをみせて高値を更新するなど、需給妙味の大きい銘柄の動向にも注目したい。

■ドル・円は119円20銭付近、東京株弱含みで上げ渋る展開

119円20銭付近で推移。ドル・円は、低調な米国4月の小売売上高、ギリシャ債務問題への警戒感、東京株式市場が弱含みに推移していることで上げ渋る展開。ユーロ・ドルは小動き、1.1340ドルから1.1366ドルで推移。ギリシャ債務問題への警戒感から上げ渋る展開。ユーロ・円は小動き、135円28銭から135円46銭で推移。

12時30分時点のドル・円は119円20銭、ユーロ・円は135円37銭、ポンド・円は187円73銭、豪ドル・円は96円82銭で推移している。

■後場のチェック銘柄

・日銀によるETF買入れを意識
・機械、電気機器、その他製品、建設などがしっかり
・任天堂<7974>が切り返しをみせて高値を更新

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

・15:00 4月工作機械受注

<海外>

・13:00 マレーシア・1-3月期国内総生産(前年比予想:+5.4%、10-12月期:+5.8%)



<FA>

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