15日の米国市場ダイジェスト:ダウは20ドル高、軟調な経済指標を受け売り買い交錯
[15/05/18]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウは20ドル高、軟調な経済指標を受け売り買い交錯
NYダウ ナスダック
終値 :18272.56 終値 :5048.29
前日比:+20.32 前日比:-2.50
始値 :18251.97 始値 :5059.15
高値 :18272.72 高値 :5062.65
安値 :18215.07 安値 :5034.84
15日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は20.32ドル高の18272.56、ナスダックは2.50ポイント安の5048.29で取引を終了した。4月鉱工業生産指数が5ヶ月連続のマイナスとなったほか、5月ミシガン大学景況感指数が前月から低下したことで景気先行き懸念が拡大したものの、早期利上げ観測の後退を好感する向きもあり、売り買いが交錯する展開となった。大型株で構成されるS&P500指数は昨日に引き続き過去最高値を更新。セクター別では、公益事業や不動産が上昇する一方で銀行やソフトウェア・サービスが下落した。
動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)は、中国参入をめぐり同国の複数のメディア企業と交渉を行っていることが報じられ上昇。半導体製造装置のアプライド・マテリアルズ(AMAT)は決算内容が好感され、堅調推移。一方で、農業機械のディア(DE)はJPモルガンによる投資判断及び目標株価引き下げを受け下落。コーヒーメーカーのキューリグ・グリーン・マウンテン(GMCR)は清涼飲料部門での売上高下落が嫌気され売られた。
来週は、20日にFOMC議事録が公表されるほか、22日にはイエレンFRB議長の講演も予定されている。足元の経済状況への連銀の判断を見極める良い機会となるだろう。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル・円は119円42銭、低調な経済指標受け米国債券利回りが低下
15日のニューヨーク外為市場でドル・円は、119円93銭から119円16銭まで下落し、119円42銭で引けた。一部報道で、関係筋の発言として「日本銀行は当面追加緩和の必要はないが、必要な際には付利金利引き下げ含むあらゆる手段を排除しない方針」を受けて、一時円売りが強まった。その後、予想を下振れた米5月NY連銀製造業景気指数、4月鉱工業生産、5月ミシガン大学消費者信頼感指数を受けて、債券利回りの低下に伴うドル売りが加速した。
ユーロ・ドルは、1.1324ドルから1.1468ドルまで上昇し、1.1447ドルで引けた。低調な米国の経済指標を受けたドル売りが続いた。ユーロ・円は135円72銭から136円82銭まで上昇した。ポンド・ドルは、1.5702ドルから1.5809ドルまで上昇。ドル・スイスは、0.9255フランから0.9141フランまで下落した。
■NY原油:続落で59.69ドル、需給思惑から売り勝る、一時58.42ドル
NY原油は続落(NYMEX原油6月限終値:59.69↓0.19)。58.42ドルまで下落した後、上昇したが59.82ドルまでの反発にとどまった。世界的な供給過剰感や米国内の需要後退の観測、また、原油相場が60ドル以上になれば生産拡大意欲が強まるとの思惑などから、売りが先行したとの見方。
その後、米ベーカー・ヒューズ社による米国内の石油掘削装置(リグ)稼働数の発表に向けて、買い戻しに転換。しかし、発表された稼動中リグは、前週比8基減の660基となり、23週連続の削減だが、減少ペースが前回(11基)からさらに鈍化。前日終値(59.88ドル)を回復するのには、力不足だったもよう。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 16.35ドル -0.170ドル(-1.03%)
モルガン・スタンレー(MS) 37.85ドル -0.290ドル(-0.76%)
ゴールドマン・サックス(GS)202.97ドル +0.350ドル(+0.17%)
インテル(INTC) 32.99ドル +0.020ドル(+0.06%)
アップル(AAPL) 128.77ドル -0.180ドル(-0.14%)
グーグル(GOOG) 533.85ドル -4.55ドル(-0.85%)
フェイスブック(FB) 80.42ドル -0.950ドル(-1.17%)
キャタピラー(CAT) 88.43ドル -0.310ドル(-0.35%)
アルコア(AA) 13.54ドル -0.100ドル(-0.73%)
ウォルマート(WMT) 79.24ドル +0.520ドル(+0.66%)
スプリント(S) 4.82ドル +0.080ドル(+1.69%)
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NYダウ ナスダック
終値 :18272.56 終値 :5048.29
前日比:+20.32 前日比:-2.50
始値 :18251.97 始値 :5059.15
高値 :18272.72 高値 :5062.65
安値 :18215.07 安値 :5034.84
15日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は20.32ドル高の18272.56、ナスダックは2.50ポイント安の5048.29で取引を終了した。4月鉱工業生産指数が5ヶ月連続のマイナスとなったほか、5月ミシガン大学景況感指数が前月から低下したことで景気先行き懸念が拡大したものの、早期利上げ観測の後退を好感する向きもあり、売り買いが交錯する展開となった。大型株で構成されるS&P500指数は昨日に引き続き過去最高値を更新。セクター別では、公益事業や不動産が上昇する一方で銀行やソフトウェア・サービスが下落した。
動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)は、中国参入をめぐり同国の複数のメディア企業と交渉を行っていることが報じられ上昇。半導体製造装置のアプライド・マテリアルズ(AMAT)は決算内容が好感され、堅調推移。一方で、農業機械のディア(DE)はJPモルガンによる投資判断及び目標株価引き下げを受け下落。コーヒーメーカーのキューリグ・グリーン・マウンテン(GMCR)は清涼飲料部門での売上高下落が嫌気され売られた。
来週は、20日にFOMC議事録が公表されるほか、22日にはイエレンFRB議長の講演も予定されている。足元の経済状況への連銀の判断を見極める良い機会となるだろう。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル・円は119円42銭、低調な経済指標受け米国債券利回りが低下
15日のニューヨーク外為市場でドル・円は、119円93銭から119円16銭まで下落し、119円42銭で引けた。一部報道で、関係筋の発言として「日本銀行は当面追加緩和の必要はないが、必要な際には付利金利引き下げ含むあらゆる手段を排除しない方針」を受けて、一時円売りが強まった。その後、予想を下振れた米5月NY連銀製造業景気指数、4月鉱工業生産、5月ミシガン大学消費者信頼感指数を受けて、債券利回りの低下に伴うドル売りが加速した。
ユーロ・ドルは、1.1324ドルから1.1468ドルまで上昇し、1.1447ドルで引けた。低調な米国の経済指標を受けたドル売りが続いた。ユーロ・円は135円72銭から136円82銭まで上昇した。ポンド・ドルは、1.5702ドルから1.5809ドルまで上昇。ドル・スイスは、0.9255フランから0.9141フランまで下落した。
■NY原油:続落で59.69ドル、需給思惑から売り勝る、一時58.42ドル
NY原油は続落(NYMEX原油6月限終値:59.69↓0.19)。58.42ドルまで下落した後、上昇したが59.82ドルまでの反発にとどまった。世界的な供給過剰感や米国内の需要後退の観測、また、原油相場が60ドル以上になれば生産拡大意欲が強まるとの思惑などから、売りが先行したとの見方。
その後、米ベーカー・ヒューズ社による米国内の石油掘削装置(リグ)稼働数の発表に向けて、買い戻しに転換。しかし、発表された稼動中リグは、前週比8基減の660基となり、23週連続の削減だが、減少ペースが前回(11基)からさらに鈍化。前日終値(59.88ドル)を回復するのには、力不足だったもよう。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 16.35ドル -0.170ドル(-1.03%)
モルガン・スタンレー(MS) 37.85ドル -0.290ドル(-0.76%)
ゴールドマン・サックス(GS)202.97ドル +0.350ドル(+0.17%)
インテル(INTC) 32.99ドル +0.020ドル(+0.06%)
アップル(AAPL) 128.77ドル -0.180ドル(-0.14%)
グーグル(GOOG) 533.85ドル -4.55ドル(-0.85%)
フェイスブック(FB) 80.42ドル -0.950ドル(-1.17%)
キャタピラー(CAT) 88.43ドル -0.310ドル(-0.35%)
アルコア(AA) 13.54ドル -0.100ドル(-0.73%)
ウォルマート(WMT) 79.24ドル +0.520ドル(+0.66%)
スプリント(S) 4.82ドル +0.080ドル(+1.69%)
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