前場に注目すべき3つのポイント〜投信設定による需給要因で25日線突破か
[15/05/18]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
18日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:投信設定による需給要因で25日線突破か
■外資系証券の注文動向:差し引き40万株の売り越し
■前場の注目材料:地域経済500調査、地方の景況感大幅改善
■投信設定による需給要因で25日線突破か
18日の東京市場は底堅い相場展開が見込まれる。15日の米国市場は冴えない経済指標を受けた早期利上げ観測の後退により、NYダウは上昇。S&P500指数は連日で最高値を更新している。シカゴ日経225先物清算値は大阪比35円高の19795円だった。この流れを受けてやや買い優勢の展開になろう。
決算がピークを通過したことから、改めて決算内容や株主還元策等を手掛かりとした再評価の流れが意識されそうだ。2015年度の配当総額は過去最高だった14年度を上回り、初めて10兆円を超える見通しと報じられている。設備投資など将来に向けた投資も活発であり、材料視される。
また、野村アセットマネジメントが「野村日本企業価値向上オープン」を設定する。4月に設定した第1弾は相場の先高期待から個人マネーが殺到したこともあり、今回の第2弾に対して市場の関心が相当集まっていると考えられる。
日経平均は足元では5日線と25日線とのレンジ内でのこう着が続いている。ただし、5日線の切り上がりに沿って下値を切り上げており、形状としては煮詰まり感が台頭している。25日線を捉えてくるようだと、改めて節目の2万円への意識に向かわせそうである。
■外資系証券の注文動向:差し引き40万株の売り越し
朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り1340万株、買い1300万株、差し引き40万株の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。
5月11日(月):70万株の買い越し
5月12日(火):230万株の売り越し
5月13日(水):150万株の買い越し
5月14日(木):250万株の売り越し
5月15日(金):60万株の買い越し
■前場の注目材料
・株式配当、初の10兆円、企業の積極的な株主還元策
・地域経済500調査、地方の景況感大幅改善
・地方免税店拡充、首相が計画指示
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 3月機械受注(前月比予想:+1.5%、2月:-0.4%)
・08:50 3月マネタリーサーベイ
<海外>
・特になし
<FA>