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後場に注目すべき3つのポイント〜25日線を突破したソフトバンクを睨みながらの展開に

注目トピックス 市況・概況

29日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・25日線を突破したソフトバンクを睨みながらの展開に
・ドル・円は123円72銭付近、安倍政権の円安牽制懸念で上げ渋る展開
・投信設定による買いなども観測、外部環境の影響を受け難い好需給状況

■25日線を突破したソフトバンクを睨みながらの展開に

日経平均は続伸。54.22円高の20605.68円(出来高概算15億8000万株)で前場の取引を終えた。28日の中国や米国市場が下落するなか、日経平均は前日の10連騰による買い疲れ感もあって、利食い先行で始まった。ただし、割安・出遅れ銘柄等への循環物色が続いているほか、多くの投信設定が予定されていることによる需給要因もあり、その後はプラス圏を回復する場面もみられている。

その後、前日に急落した上海指数が続落となるなか、再び下げに転じる局面もみられたが、直ぐさま切り返す底堅さをみせていた。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1000を超えており、全体の過半数を占めている。規模別指数は大型、中型、小型株指数ともに上昇。セクターでは水産農林、情報通信、非鉄金属、空運、鉄鋼などが堅調。一方で、証券、ゴム製品、保険、ガラス土石、不動産などが小安く推移している。

日経平均は利食い先行となったが、5日線が支持線として機能している。上海株の下落をきっかけに売り仕掛け的な動きがみられたが、20500円を割り込まず、反対にショートカバーを誘う格好。投信設定による買いなども観測されており、外部環境の影響を受け難い好需給状況のようである。

また、指数インパクトの大きいソフトバンク<9984>、ファーストリテ<9983>、KDDI<9433>、東エレク<8035>、TDK<6762>などが日経平均をけん引している。特にソフトバンクは上値抵抗の25日線を突破してきている。ショートカバーにつながる可能性もあるため、動向が注目されることになりそうだ。

■ドル・円は123円72銭付近、安倍政権の円安牽制懸念で上げ渋る展開

ドル・円は123円72銭付近で推移。ドル・円は、安倍政権による円安牽制への警戒感から上げ渋る展開。ユーロ・ドルは小動き、1.0951ドルから1.0974ドルで推移。ギリシャ債務問題への警戒感から上げ渋る展開となった。ユーロ・円は小動き、135円45銭から135円82銭で推移。

12時20分時点のドル・円は123円72銭、ユーロ・円は135円55銭、ポンド・円は189円69銭、豪ドル・円は94円78銭で推移している。

■後場のチェック銘柄

・日経平均は5日線が支持線として機能
・投信設定による買いなども観測、外部環境の影響を受け難い好需給状況
・ソフトバンクは上値抵抗の25日線を突破しショートカバーにつながる可能性

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

・特になし

<海外>

・14:45 スイス・1-3月期国内総生産(前年比予想:+1.6%、10-12月期:+1.9%)
・15:00 独・4月小売売上高(前月比予想:+1.0%、3月:-2.3%)



<SY>

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