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後場に注目すべき3つのポイント〜ETF買入れ期待も中小型株での値幅取りが中心か

注目トピックス 市況・概況

3日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

・ETF買入れ期待も中小型株での値幅取りが中心か
・ドル・円は123円99銭付近、東京株弱含みで上げ渋る展開
・銀行が切り返しを見せるか注視

■ETF買入れ期待も中小型株での値幅取りが中心か

日経平均は続落。88.28円安の20454.91円(出来高概算12億2000万株)で前場の取引を終えている。米国市場の弱い動きが重石となり、シカゴ日経225先物清算値20425円にさや寄せする格好となった。円相場が1ドル124円台を下回り、円安が一服していることも、利益確定に向かわせているようである。

ただし、下を売り込む流れにはならず、寄り付き直後に20397.73円と20400円を割り込んだ後は、寄り付き水準でのこう着が続いている。セクターでは保険、金属、鉄鋼、非鉄金属、卸売、ガラス土石、証券などが堅調。半面、ゴム製品、不動産、電力ガス、空運、繊維、食料品、医薬品、化学、建設などが冴えない。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1000を超えており、全体の過半数を占めている。

日経平均は下げ渋りをみせている、テクニカルではボリンジャーバンドの+1σ水準での攻防。MACDではシグナルとのクロスにより、陰転シグナル発生が意識される。一方で、日経平均が-0.43%、TOPIXが-0.31%の下落となるなか、後場は日銀によるETF買入れが意識される。下げ幅を縮めてくるなかで、銀行辺りが切り返してくるようだと、日経平均の反転への思惑なども高まりやすいであろう。

とはいえ、米国ではISM非製造業景気指数(5月)、地区連銀経済報告(ベージュブック)、MBA住宅ローン申請指数(先週)、ADP全米雇用報告(5月)が控えており、主力処は動きづらい面はある。その為、個人主体による中小型株での値幅取りが中心になりそうである。

■ドル・円は123円99銭付近、東京株弱含みで上げ渋る展開

ドル・円は123円99銭付近で推移。ドル・円は、東京株式市場が弱含みに推移したこと、ギリシャ債務協議への警戒感から軟調に推移した。ユーロ・ドルは小動き、1.1135ドルから1.1175ドルで推移。ギリシャ債務協議への合意期待から強含みに推移しているものの、ギリシャ政府による国際債権団の最後通告への対応への警戒感から上げ渋る展開。ユーロ・円は小動き、138円26銭から138円45銭で推移。

12時20分時点のドル・円は123円99銭、ユーロ・円は138円34銭、ポンド・円は190円32銭、豪ドル・円は96円61銭で推移している。

■後場のチェック銘柄

・ファナック<6954>、ファーストリテ<9983>が値下がり寄与上位に
・日清粉G<2002>は一部証券会社の投資判断引き上げで高値更新
・銀行が切り返しを見せるか注視

☆後場の注目スケジュール☆

<国内>

・14:00 白井日銀審議委員が記者会見予定

<海外>

・15:00 英・5月全国住宅価格(前月比予想:+0.4%、4月:+1.0%)



<SY>

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