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前場に注目すべき3つのポイント〜先高期待は高まるが3連休控えて手掛けづらさも

注目トピックス 市況・概況

17日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■株式見通し:先高期待は高まるが3連休控えて手掛けづらさも
■外資系証券の注文動向:差し引き250万株の買い越し
■前場の注目材料:ナスダックが終値で最高値を更新、ハイテクセクターの動向に関心


■先高期待は高まるが3連休控えて手掛けづらさも

17日の東京市場は堅調な展開が見込まれる。16日の米国市場では、ギリシャをめぐる不透明感が後退したことを受けて、ダウ、ナスダックともに上昇。シカゴ日経225先物清算値は大阪比125円高の20685円だった。決算ではシティグループ、イーベイ、ネットフリックスなどが好感されている。円相場は1ドル124円15銭辺りで推移。

この流れを受けて、東京市場は幅広い銘柄に買いが先行することになろう。日経平均は昨日の上昇で直近戻り高値を捉えており、6月下旬の調整局面で空けたマドの埋め切れていない部分(20600-20650円)を埋めてくることになりそうだ。先高期待が一段と高まりやすいと考えられる。

ただし、3連休を控えていることもあり、商いは膨らみづらいだろう。そのため、買い一巡後は全体としては高値圏でのこう着といったところ。ここ数日の動きをみても、順調なリバウンドをみせてはいるが、連日で買い先行から始まり、日中はこう着。そのため、資金回転が利きづらい面はある。

日米決算が本格化する中、業績面を手掛かりとした個別物色。また、先高期待は強いものの、日中こう着のため、値動きが軽く、値幅が出やすい中小型株や材料系の銘柄に短期筋の資金が向かいやすい面もある。また、ナスダックが終値で最高値を更新してきており、ハイテクセクターの動向などにも関心は向かいやすいだろう。

(株式部長・アナリスト 村瀬智一)


■外資系証券の注文動向:差し引き250万株の買い越し

朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り1560万株、買い1810万株、差し引き250万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。

7月10日(金):360万株の買い越し
7月13日(月):60万株の買い越し
7月14日(火):40万株の売り越し
7月15日(水):120万株の売り越し
7月16日(木):130万株の買い越し


■前場の注目材料

・ナスダックが終値で最高値を更新、ハイテクセクターの動向に関心
・ユーログループ、ギリシャへの70億ユーロのつなぎ融資供与で大筋合意
・シャープ、4-6月期営業赤字350億円との観測


☆前場のイベントスケジュール

<国内>
・08:30 閣議後、閣僚会見予定

<海外>
・特になし



<SY>

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