売買代金は4月以来の2兆円下回る【クロージング】
[15/08/17]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
17日の日経平均は反発。100.81円高の20620.26円(出来高概算17億株)で取引を終えた。売買代金は1兆9480億円にとどまり、4月6日(1兆6776億円)以来の2兆円を下回っている。14日の米国市場では、予想を上回る経済指標が好感され、NYダウ、ナスダックともに上昇。シカゴ日経225先物清算値は大阪比75円高の20585円となるなか、日経平均は20600円を回復して始まった。
また、2015年4-6月期の国内総生産(GDP)速報値が発表され、前期比年率1.6%減と、市場予想1.8-1.9%減ほど悪くなかったほか、3四半期ぶりのマイナス成長により日銀の追加緩和期待につながっている。
一方で中国の動向なども見極めたいとするムードも強く、その後は20600円を挟んでのこう着。セクターではその他製品、繊維、食料品、ゴム製品、ガラス土石、建設、医薬品などがしっかり。一方でソフトバンクグ<9984>が冴えないほか、追加の緩和期待があるものの、先週末に強い値動きをみせていた不動産は利益確定の流れが優勢であり、手掛けづらさも。ミクシィ<2121>の大幅な下げについても、投資家心理に影響しそうである。
日経平均は25日線レベルでの底堅さが意識されている。手掛かり材料に欠けるなか、内需系のほか、ややディフェンシブ系に向かいやすそうである。
<AK>