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売買代金は4月以来の低水準、押し目拾いのスタンスに【クロージング】

注目トピックス 市況・概況
20日の日経平均は反発。75.92円高の18207.15円(出来高概算17億8000万株)で取引を終えた。米株高の流れから3ケタの上昇で始まったが、寄り付き直後につけた18253.13円を高値に、その後は100円程度の狭いレンジでの取引が続いた。

KDDI<9433>、ソフトバンクグ<9984>など通信株の一角が堅調となり、これが日経平均を支えている。一方で、不動産、電力ガス、建設、石油石炭、非鉄金属、空運、金属製品、ガラス土石、ゴム製品などが冴えない。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1000を超えており、全体の過半数を占めている。出来高は8月17日以来の18億株を下回り、売買代金は1.8兆円と、4月6日の1.6兆円以来の低水準だった。

決算発表が本格化する中、上期業績の上方修正などが散見されてきている。しかし、観測報道から買いが先行した日東電<6988>は結局、2円高で終えており、手掛けづらさが窺える。KDDI<9433>など通信株についても、買いが持続するかを見極める必要もあるだろう。出来高も膨らみづらい中であり、押し目拾いのスタンスとなる。




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