前場に注目すべき3つのポイント〜個人主体の需給は良好、中小型株に資金向かいやすい
[15/11/20]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
20日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:個人主体の需給は良好、中小型株に資金向かいやすい
■外資系証券の注文動向:差し引き410万株の売り越し
■前場の注目材料:ベルシステム24HD<6183>が東証1部に新規上場(公開価格:1555円)
■個人主体の需給は良好、中小型株に資金向かいやすい
20日の東京市場はこう着感の強い相場展開になりそうだ。19日の米国市場ではNYダウが4ドル安と小動きだった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比30円安の19850円、円相場は1ドル122円90銭辺りと前日からやや円高に振れている。手掛かり材料に欠けるなか、直近の上昇に対する利益確定の動きも出やすく、売り買い交錯といった展開になろう。
19日の日経平均は連日で戻り高値を更新している。辛うじて陽線を形成しているが、2万円接近で利益確定の売りも出やすいところであろう。また、欧州の地政学リスクへの警戒感も強く、積極的にポジションは取りづらい面もありそうだ。
ただし、このところは日経平均が高値もち合いとなる中で、中小型株の強さが目立っている。個人主体の需給は良好とみられ、相対的に出遅れている銘柄や材料が出た銘柄等には資金が集中しやすいと考えられる。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■外資系証券の注文動向:差し引き410万株の売り越し
朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り1390万株、買い980万株、差し引き410万株の売り越しの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。
11月13日(金):250万株の売り越し
11月16日(月):10万株の買い越し
11月17日(火):200万株の売り越し
11月18日(水):430万株の買い越し
11月19日(木):10万株の売り越し
■前場の注目材料
・NY原油先物、(40.54、-0.21)一時40ドル割れ
・積水ハウス<1928>鴻池組を傘下に、資本参加
・ベルシステム24HD<6183>が東証1部に新規上場(公開価格:1555円)
☆前場のイベントスケジュール
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