前場に注目すべき3つのポイント〜日経平均2万円乗せへ、米クリスマス商戦など先高期待
[15/11/27]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
27日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:日経平均2万円乗せへ、米クリスマス商戦など先高期待
■外資系証券の注文動向:差し引き120万株の買い越し
■前場の注目材料:ネオジャパン<3921>が東証マザーズに新規上場
■日経平均2万円乗せへ、米クリスマス商戦など先高期待
27日の東京市場は、高値圏でのこう着が続きそうである。26日の米国市場は、感謝祭の祝日で休場となっており、海外勢のフローが減少することになろう。シカゴ日経225先物は時間外で大阪比65円高の20005円と2万円の大台に乗せている。市場参加者が限られるなか、日経平均は2万円の攻防となりそうだ。
また、欧州テロやロシア・トルコ情勢への警戒が重石になりそうだが、米国の感謝祭翌日のブラックフライデーとなり、クリスマス商戦の始まりを告げる。感謝祭翌週の月曜日はサイバー・マンデーと称され、オンラインショッピングにおけるホリデーシーズンの始まりとされている。米クリスマス商戦への思惑などから先高期待は高まりやすく、押し目買い意欲は強そうだ。
海外勢の商いは細るが、良好な需給状況のなか、主力大型株への物色から個人主体による中小型株への物色にシフトしやすい。また、12月に入ると小額投資非課税制度(NISA)の非課税枠を使い切る形での買い需要なども意識されやすく、個人主体の売買が活発化することになろう。物色は足元でロボット関連などが賑わっているが、TPPや一億総活躍などの政策に関連する分野なども意識されやすい。民泊、ドローン、人工知能などのテーマ株も注目される。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■外資系証券の注文動向:差し引き120万株の買い越し
朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り610万株、買い730万株、差し引き120万株の買い越しの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。
11月19日(木):10万株の売り越し
11月20日(金):410万株の売り越し
11月24日(火):170万株の売り越し
11月25日(水):850万株の売り越し
11月26日(木):190万株の買い越し
■前場の注目材料
・EU、日本からの食品輸入規制を一部緩和へ
・一億総活躍、保育・介護施設を100万人分増
・首相、照明器具などの省エネ対策加速へ
・ネオジャパン<3921>が東証マザーズに新規上場
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 10月全国消費者物価コア指数(前年比予想:-0.1%、9月:-0.1%)
・08:30 10月失業率(予想:3.4%、9月:3.4%)
・08:30 10月有効求人倍率(予想:1.25倍、9月:1.24倍)
・08:30 10月家計調査・支出(前年比:0.0%、9月:-0.4%)
・08:50 対外対内証券売買(先週)
<海外>
・09:05 英・11月GFK消費者信頼感指数(予想:2、10月:2)
・10:30 中・10月工業利益(9月:前年比-0.1%)
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