NY株式:ダウは14ドル安、通信や運輸銘柄に買いが広がる
[15/11/30]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
27日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は14.90ドル安の17798.49、ナスダックは11.38ポイント高の5127.52で取引を終了した。感謝祭(サンクスギビング)明けの金曜日で、株式相場も午後1時までの短縮取引となっており、終日閑散取引となった。中国当局が同国の大手証券会社を捜査していることが報じられ、中国株がほぼ全面安となった流れを受け、売りが先行。年末商戦での店舗への集客懸念や、軟調な原油価格が上値を抑える要因となり、終日小動きとなった。セクター別では、不動産や食品・生活必需品小売が上昇する一方でメディアやエネルギーが下落した。
エンターテイメントのウォルト・ディズニー(DIS)はスポーツチャンネルESPNの契約者数減少が明らかとなり、下落。本日は、1年で最も大規模なセールが展開される「ブラックフライデー」となるが、感謝祭の週末に買い物に出かける人々が減少傾向にあるとの見方から、百貨店のノードストローム(JWN)やJCペニー(JCP)、ディスカウントストアのウォルマート(WMT)などが軟調推移。一方で利上げが有利に働くとの見方からJPモルガン・チェース(JPM)やゴールドマン・サックス(GS)など金融各社が上昇。
店舗への集客が懸念される一方で、百貨店のニーマンマーカスやウォルマートのウェブサイトなどで相次ぎアクセス集中による障害が発生するなど、オンラインでの購買が活況となっている模様。
Horiko Capital Management LLC
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