後場に注目すべき3つのポイント〜上値抵抗レベルに到達、為替睨みの展開に
[16/04/14]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
14日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・上値抵抗レベルに到達、為替睨みの展開に
・ドル・円は109円38銭付近、ドル買い一服、日本株にらみの展開
・アジアの鉄鋼市況、急回復への期待感
■上値抵抗レベルに到達、為替睨みの展開に
日経平均は大幅に続伸。400.80円高の16782.02円(出来高概算11億9000万株)で前場の取引を終えている。13日の米国市場では中国の3月輸出が大幅増となり、アジアや欧州市場が全面高となった流れを受けて買いが先行。その後もJPモルガンの決算評価による金融株への買いや、ベージュブックでは大半の地域で緩やかなペースで経済が拡大しているとの認識が示されたことが好感された。この流れを受けてシカゴ日経225先物清算値は大阪比180円高の16600円だった。
これにさや寄せする格好から幅広い銘柄に買いが入り、日経平均は16600円を回復して始まると、その後も先物市場での断続的な買いが入るなか、インデックスに絡んだ商いによって日経平均は上げ幅拡大させており、一時16800円を回復する場面をみせている。円相場は1ドル109円半ばと円安に振れていることも買い安心感につながっている。
東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1690と全体の8割を占めている。規模別指数では大型、中型、小型株指数いずれも2ケタの上昇。セクターでは33業種全てが上昇しており、鉄鋼、保険、ガラス土石、不動産、パルプ紙、証券、電力ガスなどが強い。
日経平均は先物主導によるインデックスに絡んだ商いにより、強いトレンドが継続している。価格帯別出来高では商いが積み上がっている16800-17100円レベルの下限に到達しており、いったんは跳ね返される水準ではある。もっとも、上値抵抗に接近していることから、ここからの足踏みに対しては、上値の重さを嫌気する流れには向かわないだろう。反対に底堅さが意識される局面では、ショートカバーが入りやすい需給状況に。
G20を控えて新規売りは積み上がりづらく、インデックス買いの影響をフルに受けやすい。円相場は1ドル109円台での推移が続いているが、やや円高に振れてくる局面が出てくるようだと、利益確定の流れに向かいやすい。G20を控えての為替を睨みながらの展開。
(株式部長 村瀬智一)
■ドル・円は109円38銭付近、ドル買い一服、日本株にらみの展開
14日午前の東京外為市場で、ドル・円は朝方からの買いは一服している。日経平均株価の伸び悩みを受けた値動き。
ドル・円は、日経平均株価が寄付きから値を上げたことで109円25銭から一時109円55銭まで上昇した。その後日経平均が伸び悩むと、株高を意識したドル買いは一服。昼にかけては109円30銭台で推移した。
ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いを維持する一方、上海総合指数は前日終値を割り込んでいるため、ドル・円は午後の取引でもみあう展開を予想する。ここまでドル・円は109円25銭から109円55銭、ユーロ・ドルは1.1254ドルから1.1284ドル、ユーロ・円は123円13銭から123円42銭で推移。
12時22分時点のドル・円は109円38銭、ユーロ・円は123円24銭、ポンド・円は154円78銭、豪ドル・円は83円58銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・麻生財務相
「急激で無秩序な変動は望ましくないのははっきりしている」
・値下がり5銘柄:ヤマハ<7951>、川崎船<9107>、SUMCO<3436>、東洋紡<3101>、東芝<6502>
・アジアの鉄鋼市況は急回復する可能性
・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はファナック<6954>、2銘柄で日経平均を約62円押し上げ
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
・特になし
<海外>
・特になし
<WA>
・上値抵抗レベルに到達、為替睨みの展開に
・ドル・円は109円38銭付近、ドル買い一服、日本株にらみの展開
・アジアの鉄鋼市況、急回復への期待感
■上値抵抗レベルに到達、為替睨みの展開に
日経平均は大幅に続伸。400.80円高の16782.02円(出来高概算11億9000万株)で前場の取引を終えている。13日の米国市場では中国の3月輸出が大幅増となり、アジアや欧州市場が全面高となった流れを受けて買いが先行。その後もJPモルガンの決算評価による金融株への買いや、ベージュブックでは大半の地域で緩やかなペースで経済が拡大しているとの認識が示されたことが好感された。この流れを受けてシカゴ日経225先物清算値は大阪比180円高の16600円だった。
これにさや寄せする格好から幅広い銘柄に買いが入り、日経平均は16600円を回復して始まると、その後も先物市場での断続的な買いが入るなか、インデックスに絡んだ商いによって日経平均は上げ幅拡大させており、一時16800円を回復する場面をみせている。円相場は1ドル109円半ばと円安に振れていることも買い安心感につながっている。
東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1690と全体の8割を占めている。規模別指数では大型、中型、小型株指数いずれも2ケタの上昇。セクターでは33業種全てが上昇しており、鉄鋼、保険、ガラス土石、不動産、パルプ紙、証券、電力ガスなどが強い。
日経平均は先物主導によるインデックスに絡んだ商いにより、強いトレンドが継続している。価格帯別出来高では商いが積み上がっている16800-17100円レベルの下限に到達しており、いったんは跳ね返される水準ではある。もっとも、上値抵抗に接近していることから、ここからの足踏みに対しては、上値の重さを嫌気する流れには向かわないだろう。反対に底堅さが意識される局面では、ショートカバーが入りやすい需給状況に。
G20を控えて新規売りは積み上がりづらく、インデックス買いの影響をフルに受けやすい。円相場は1ドル109円台での推移が続いているが、やや円高に振れてくる局面が出てくるようだと、利益確定の流れに向かいやすい。G20を控えての為替を睨みながらの展開。
(株式部長 村瀬智一)
■ドル・円は109円38銭付近、ドル買い一服、日本株にらみの展開
14日午前の東京外為市場で、ドル・円は朝方からの買いは一服している。日経平均株価の伸び悩みを受けた値動き。
ドル・円は、日経平均株価が寄付きから値を上げたことで109円25銭から一時109円55銭まで上昇した。その後日経平均が伸び悩むと、株高を意識したドル買いは一服。昼にかけては109円30銭台で推移した。
ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いを維持する一方、上海総合指数は前日終値を割り込んでいるため、ドル・円は午後の取引でもみあう展開を予想する。ここまでドル・円は109円25銭から109円55銭、ユーロ・ドルは1.1254ドルから1.1284ドル、ユーロ・円は123円13銭から123円42銭で推移。
12時22分時点のドル・円は109円38銭、ユーロ・円は123円24銭、ポンド・円は154円78銭、豪ドル・円は83円58銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・麻生財務相
「急激で無秩序な変動は望ましくないのははっきりしている」
・値下がり5銘柄:ヤマハ<7951>、川崎船<9107>、SUMCO<3436>、東洋紡<3101>、東芝<6502>
・アジアの鉄鋼市況は急回復する可能性
・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はファナック<6954>、2銘柄で日経平均を約62円押し上げ
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
・特になし
<海外>
・特になし
<WA>