今週の【JASDAQ市場】5月23〜27日『新興市場銘柄には見切り売り優勢』
[16/05/28]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
【1部市場の方向感定めにくいなかで新興市場銘柄に資金シフト】23日(月)
■概況■2531.08、+14.84
23日(月)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、J-Stock Indexが続伸、JASDAQ-TOP20は続落となった。値上がり:353銘柄、値下がり:244銘柄、変わらず:70銘柄。JASDAQ平均は朝方の買い一巡後にいったん伸び悩んだが、その後は大引けにかけて上げ幅を広げた。マザーズ指数も寄り付きから買い先行の動きになるなど、日経平均の先行き方向感が定めにくい中、新興市場への資金シフトが再度強まる形になってきている。
◆注目銘柄◆
Liquidと共同開発の「Liquid-Trade」販売開始でトレイダーズ<8704>が急伸、復配発表の日本ラッド<4736>も大幅高。IGポート<3791>は映画「ガルム・ウォーズ」日本公開で関心高まり、アルファクス<3814>はLINE Pay連動が期待材料視される。セプテーニHD<4293>は国内証券の目標株価引き上げで評価高まる。プロパティエージェン<3464>も大幅続伸。半面、信用規制実施でアスコット<3264>が急反落。アバール<6918>は大幅反落。JASDAQ-TOP20では、ベクター<2656>、田中化研<4080>などが強い動き。一方、マクドナルド<2702>、メイコー<6787>がさえない。
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【中小型株への資金シフトも一服感で利食い優勢に】24日(火)
■概況■2525.63、-5.45
24日(火)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、J-Stock Indexが反落、JASDAQ-TOP20は続落となった。値上がり:264銘柄、値下がり:313銘柄、変わらず:77銘柄。JASDAQ平均はもみ合いスタート後に伸び悩み、その後は前日終値をやや下回る水準でこう着感を強めた。本日はマザーズ市場も伸び悩むなど、主力大型株から新興市場銘柄への資金シフトの動きなどにも一服感。直近上昇銘柄の一角などには利益確定売り圧力が強まる形となった。
◆注目銘柄◆
LINEと業務提携契約を締結の夢の街創造委<2484>が急伸。アルファクス<3814>は大幅続伸で、ハビックス<3895>はあたらめて好業績評価の動きに。アイビー<4918>、ガーラ<4777>なども大幅続伸。半面、前日に急伸したトレイダーズ<8704>が大幅反落、プロパティエージェン<3464>も大幅反落でシンバイオ製薬<4582>は続落。リーバイス<9836>、構造計画<4748>などにも利食い売りが優勢となった。JASDAQ-TOP20では、インフォコム<4348>、ハーモニック<6324>などが堅調。一方、クルーズ<2138>、ベクター<2656>などが軟調。
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【反発も伸び悩む、新興市場銘柄には見切り売り優勢】25日(水)
■概況■2526.44、+0.81
25日(水)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、J-Stock Index、JASDAQ-TOP20ともに反発となった。値上がり:359銘柄、値下がり:240銘柄、変わらず:72銘柄。JASDAQ平均は買い先行後もみ合ったが、引けにかけては伸び悩んで取り引きを終えた。日経平均は高寄り後も底堅い動きになったが、マザーズ指数がマイナスに転じるなど、中小型株には短期資金の処分売りが優勢となっていった。
◆注目銘柄◆
改正資金決済法の可決・成立でフィスコ<3807>などがフィンテック関連として人気化。アルファクス<3814>は災害に強いオフグリッドデータセンター建設で、野村マイクロ<6254>は収益力強化に向けた取り組み推進と報じられてそれぞれ上昇。ネクストジェン<3842>5G関連物色の矛先が向かう。ガーラ<4777>は決算発表通過でアク抜け感が強まる。半面、夢の街創造委<2484>、プロパティエージェン<3464>も利食い売りが優勢。リーバイス<9836>も続落に。JASDAQ-TOP20では、ベクター<2656>、ザイン<6769>などが買い優勢。
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【売り優勢、下げ止まるが戻りも鈍く】26日(木)
■概況■ 2517.96、-8.48
26日(木)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、J-Stock Index、JASDAQ-TOP20ともに反落となった。値上がり:236銘柄、値下がり:357銘柄、変わらず:86銘柄。JASDAQ平均は高寄り後に伸び悩んだ。前場中頃には下げ止まったものの、戻りも鈍い展開であった。日経平均がプラス圏を確保する中、一部新興市場銘柄の急落が警戒感を強めさせる形にもなっている。
◆注目銘柄◆
カーディナル<7855>がクレジットカード端末のICチップ対応義務化との報道で急騰。ガーラ<4777>はゲーム「Arcane」英語版の北米など配信開始で大幅高。高橋ウォール<1994>もストップ高で、ショーエイコー<9385>は大幅反発。ブロッコリー<2706>なども高い。半面、本日より信用規制実施のアルファクス<3814>が大幅安。ハビックス<3895>、アバール<6918>は大幅反落で、リーバイス<9836>は大幅続落。JASDAQ-TOP20では、メイコー<6787>、ユビキタス<3858>などがしっかり。一方、フェローテック<6890>、インフォコム<4348>などが軟調。
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【JASDAQでも売買低調、ガーラやブロッコリーが売られる】27日(金)
■概況■2517.96 0.00
27日(金)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均が変わらず、J-Stock Indexが小幅続落、JASDAQ-TOP20が大幅反発となった。値上がり:256銘柄、値下がり:296銘柄、変わらず:103銘柄。JASDAQ平均は日経平均の上昇に連れ朝方買われる場面も見られたが、結局前日終値を挟んだもみ合いとなった。材料株やテーマ株に物色が向かったが、相場全体の様子見ムードや週末要因もあり、商いは低調だった。また、このところ上昇の目立ったゲーム株の一角が利益確定売りに押された。
◆注目銘柄◆
ドーン<2303>、サン電子<6736>、セプテーニHD<4293>などが上昇。カルナバイオ<4572>はライセンス契約締結が材料視されストップ高比例配分。カーディナル<7855>はICカード関連として連日のストップ高。日本ラッド<4736>はAIを活用した映像解析インデックスシステムを発表し一時ストップ高を付けた。5G関連のネクストジェン<3842>や構造計画<4748>、教育ICT関連のチエル<3933>なども買われた。一方、FVC<8462>などが軟調で、アスコット<3264>やマクドナルド<2702>は小安い。また、ガーラ<4777>やブロッコリー<2706>が急反落し、ジャスダック下落率上位にランクインした。
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