後場に注目すべき3つのポイント〜押し目買い意欲の強さなど、下値の堅さを見極める必要
[17/02/13]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
13日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・押し目買い意欲の強さなど、下値の堅さを見極める必要
・ドル円は113円94銭、しっかり、日本株高で一時114円台を回復
・資生堂、大成建設、バンダイナムコホールディングスなど12社の目標株価変更
■押し目買い意欲の強さなど、下値の堅さを見極める必要
日経平均は続伸。104.45円高の19483.38円(出来高概算9億8000万株)で前場の取引を終えている。日経平均は買い先行で始まり、19500円を回復している。10日の米国市場の上昇のほか、原油相場の上昇が材料視されている。また、先週末の日米首脳会談では、日本が名指しで通貨安誘導と批判されることはなかったため、円相場の落ち着きが好感されている。買い一巡後は利食いに押される場面もみられたが、前引けにかけてじり高基調が継続している。
セクターでは鉱業、石油石炭、非鉄金属、鉄鋼、ガラス土石、海運、卸売、空運、食料品が上昇。半面、不動産、電力ガス、繊維、情報通信が小安い。売買代金上位ではメガバンク3行のほか、トヨタ自<7203>、JT<2914>、Vテク<7717>、富士重<7270>、マツダ<7261>、三井物産<8031>、ホンダ<7267>が上昇。ソフトバンクG<9984>、NTT<9432>、任天堂<7974>、ライオン<4912>が下落。
日経平均は直近戻り高値水準での攻防をみせている。一目均衡表では雲を上放れる格好となり、遅行スパンの上方シグナル発生が近づいている。日米首脳会談が通過し、円相場が落ち着いた動きをみせていることが安心感につながっている。ただ、19500円レベルでは戻り待ちの売り圧力は強く、押し目買い意欲の強さなど、下値の堅さを見極める必要がありそうだ。自動車株等も買い一巡後は上げ幅を縮めており、強気になりづらい面もある。
とはいえ、トランプ政権の減税策のほか、インフラ(社会資本)整備に力を入れる考えが強調されていることから、インフラ関連へ関心が向かいやすいだろう。また、米国では金融業界に対してFRBで最も厳しい目を光らせているタルーロ理事が4月5日前後に退任すると伝えられており、金融改革制度の見直しの進展等への思惑から、金融株の動向も注目される。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■ドル・円は113円94銭、しっかり、日本株高で一時114円台を回復
13日午前の東京外為市場では、ドル・円はしっかり。日本株の堅調地合いを背景にドルは一時114円を回復した。週明けアジア市場では、日米首脳会談の通過や10-12月期国内総生産(GDP)の上昇を背景に日経平均株価が前週末比100円超上昇しており、ドル・円は一時114円17銭まで上昇した。その後ドルの上昇は一服。
ランチタイムの日経平均先物は引き続きしっかりの地合いのため、目先の株高継続を見込んだドル買い・円売りは続くだろう。ただ、利益確定売りが出やすい地合いのため、午後の取引では上値が重くなりそうだ。
ここまでのドル・円の取引レンジは113円46銭から114円17銭、ユーロ・円は120円68銭から121円17銭、ユーロ・ドルは1.0612ドルから1.0637ドルで推移した。
12時15分時点のドル・円は113円94銭、ユーロ・円は120円99銭、ポンド・円は142円23銭、豪ドル・円は87円42銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・ミズホメディ<4595>、リンクバル<6046>、ニッコウトラベ<9373>など12社がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・資生堂<4911>、大成建設<1801>、バンダイナムコホールディングス<7832>など12社の目標株価変更
・10-12月GDP1次速報:前期比+1.0%(年率予想:+1.1%、7-9月期:+1.3%)
・石原経済再生相
「緩やかな回復基調続いているとの認識は変わらない」
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
・特になし
<海外>
・特になし
<SK>
・押し目買い意欲の強さなど、下値の堅さを見極める必要
・ドル円は113円94銭、しっかり、日本株高で一時114円台を回復
・資生堂、大成建設、バンダイナムコホールディングスなど12社の目標株価変更
■押し目買い意欲の強さなど、下値の堅さを見極める必要
日経平均は続伸。104.45円高の19483.38円(出来高概算9億8000万株)で前場の取引を終えている。日経平均は買い先行で始まり、19500円を回復している。10日の米国市場の上昇のほか、原油相場の上昇が材料視されている。また、先週末の日米首脳会談では、日本が名指しで通貨安誘導と批判されることはなかったため、円相場の落ち着きが好感されている。買い一巡後は利食いに押される場面もみられたが、前引けにかけてじり高基調が継続している。
セクターでは鉱業、石油石炭、非鉄金属、鉄鋼、ガラス土石、海運、卸売、空運、食料品が上昇。半面、不動産、電力ガス、繊維、情報通信が小安い。売買代金上位ではメガバンク3行のほか、トヨタ自<7203>、JT<2914>、Vテク<7717>、富士重<7270>、マツダ<7261>、三井物産<8031>、ホンダ<7267>が上昇。ソフトバンクG<9984>、NTT<9432>、任天堂<7974>、ライオン<4912>が下落。
日経平均は直近戻り高値水準での攻防をみせている。一目均衡表では雲を上放れる格好となり、遅行スパンの上方シグナル発生が近づいている。日米首脳会談が通過し、円相場が落ち着いた動きをみせていることが安心感につながっている。ただ、19500円レベルでは戻り待ちの売り圧力は強く、押し目買い意欲の強さなど、下値の堅さを見極める必要がありそうだ。自動車株等も買い一巡後は上げ幅を縮めており、強気になりづらい面もある。
とはいえ、トランプ政権の減税策のほか、インフラ(社会資本)整備に力を入れる考えが強調されていることから、インフラ関連へ関心が向かいやすいだろう。また、米国では金融業界に対してFRBで最も厳しい目を光らせているタルーロ理事が4月5日前後に退任すると伝えられており、金融改革制度の見直しの進展等への思惑から、金融株の動向も注目される。
(株式部長・アナリスト 村瀬智一)
■ドル・円は113円94銭、しっかり、日本株高で一時114円台を回復
13日午前の東京外為市場では、ドル・円はしっかり。日本株の堅調地合いを背景にドルは一時114円を回復した。週明けアジア市場では、日米首脳会談の通過や10-12月期国内総生産(GDP)の上昇を背景に日経平均株価が前週末比100円超上昇しており、ドル・円は一時114円17銭まで上昇した。その後ドルの上昇は一服。
ランチタイムの日経平均先物は引き続きしっかりの地合いのため、目先の株高継続を見込んだドル買い・円売りは続くだろう。ただ、利益確定売りが出やすい地合いのため、午後の取引では上値が重くなりそうだ。
ここまでのドル・円の取引レンジは113円46銭から114円17銭、ユーロ・円は120円68銭から121円17銭、ユーロ・ドルは1.0612ドルから1.0637ドルで推移した。
12時15分時点のドル・円は113円94銭、ユーロ・円は120円99銭、ポンド・円は142円23銭、豪ドル・円は87円42銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・ミズホメディ<4595>、リンクバル<6046>、ニッコウトラベ<9373>など12社がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・資生堂<4911>、大成建設<1801>、バンダイナムコホールディングス<7832>など12社の目標株価変更
・10-12月GDP1次速報:前期比+1.0%(年率予想:+1.1%、7-9月期:+1.3%)
・石原経済再生相
「緩やかな回復基調続いているとの認識は変わらない」
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
・特になし
<海外>
・特になし
<SK>