14日の米国市場ダイジェスト:ダウは92ドル高、利上げ観測の拡大で金融銘柄に買い
[17/02/15]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウは92ドル高、利上げ観測の拡大で金融銘柄に買い
NYダウ ナスダック
終値:20504.41 終値:5782.57
前日比:+92.25 前日比:18.62
始値:20374.22 始値:5756.51
高値:20504.41 高値:5783.09
安値:20374.02 安値:5748.74
14日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は92.25ドル高の20504.41、ナスダックは18.62ポイント高の5782.57で取引を終了した。朝方はイエレン議長の議会証言を見極めたいとの思惑から小動きとなった。議会証言では、イエレン議長が利上げを先送りするのは賢明でないとし、インフレ率や労働市場の改善が進めば、更なる利上げが必要になるとの認識を示した。終了後、利上げ観測の拡大を受けて米国債利回りが上昇したことで金融セクターが選好され、上げ幅を拡大した。S&P500、ナスダック総合指数、ダウの主要株価指数が揃って最高値を更新した。セクター別では、自動車・自動車部品や銀行が上昇する一方で公益事業や不動産が下落した。
自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)は欧州部門オペルの売却を巡り、仏同業のPSAグループと協議していることが報じられ、上昇。通信大手のTモバイル(TMUS)は決算内容が好感され、堅調推移。玩具メーカーのマテル(MAT)は中国電子商取引のアリババ・グループ(BABA)との提携が明らかとなり、買われた。医療保険のシグナ(CI)は司法省による同業アンセム(ANTM)による買収の差し止めを受け、正式に買収交渉を解消し、18.5億ドルの違約金支払いを求める訴えを起こし、小幅上昇となった。
携帯端末のアップル(AAPL)は、今年でiPhoneシリーズを発売してから10年の節目を迎えることもあり、年内発売が見込まれる次期iPhoneへの期待から、昨日に続き、終値ベースの株価が最高値を更新した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル強含み、イエレンFRB議長は利上げ継続を示唆
14日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円31銭から114円50銭へ上昇し、114円25銭で引けた。予想を上回った米1月生産者物価指数(PPI)に加え、イエレンFRB議長が議会証言で「利上げを過剰に長く待つことは賢明ではない」とし、もう一段の利上げの必要があるとの見解を示した。3月利上げも除外しなかったため、年内の追加利上げを織り込むドル買いに拍車がかかった。その後、ロックハート米アトランタ連銀総裁が「3月利上げは説得のある根拠が見当たらない」と発言したため、ドル上昇は一服。
ユーロ・ドルは、1.0626ドルから1.0561ドルへ下落し、1.0578ドルで引けた。仏自動車大手グループPSAが米ゼネラル・モーターズ(GM)の欧州子会社、独オペル社買収の検討に入ったとの報道が材料視された。ユーロ・円は、120円29銭から121円00銭へ上昇。ポンド・ドルは、1.2488ドルから1.2446ドルへ下落。ドル・スイスは、1.0033フランから1.0085フランへ上昇した。
■NY原油:小幅反発で53.20ドル、OPEC減産好感もドル高が重しに
NY原油先物は小幅反発(NYMEX原油3月限終値:53.20↑0.27)。52.86ドルから53.72ドルのレンジで推移した(時間外取引含む)。石油輸出国機構(OPEC)による減産実施が、改めて材料視されて堅調推移となった。ただ、イエレンFRB議長が、議会証言で「利上げは継続、待ちすぎは賢明ではない」と発言したことから、早期の米利上げ観測が浮上。為替市場でドルが主要通貨に対して強含んだことが影響して上値は重くなった。
チャートでは、25日移動平均線(52.7ドル水準)レベルでもみあっている。欧州政治やトランプ大統領による政策運営への警戒感から、リスク資産への積極投資は手控えられそうな状況にある。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 24.07ドル +0.67ドル(+2.86%)
モルガン・スタンレー(MS) 46.09ドル +0.83ドル(+1.83%)
ゴールドマン・サックス(GS)249.58ドル +3.31ドル(+1.34%)
インテル(INTC) 35.84ドル +0.04ドル(+0.11%)
アップル(AAPL) 134.99ドル +1.70ドル(+1.28%)
アルファベット(GOOG) 821.75ドル +2.51ドル(+0.31%)
フェイスブック(FB) 133.59ドル -0.46ドル(-0.34%)
キャタピラー(CAT) 97.92ドル -0.58ドル(-0.59%)
アルコア(AA) 38.55ドル +0.07ドル(+0.18%)
ウォルマート(WMT) 68.28ドル +0.51ドル(+0.75%)
スプリント(S) 9.07ドル +0.23(+2.60%)
<SK>
NYダウ ナスダック
終値:20504.41 終値:5782.57
前日比:+92.25 前日比:18.62
始値:20374.22 始値:5756.51
高値:20504.41 高値:5783.09
安値:20374.02 安値:5748.74
14日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は92.25ドル高の20504.41、ナスダックは18.62ポイント高の5782.57で取引を終了した。朝方はイエレン議長の議会証言を見極めたいとの思惑から小動きとなった。議会証言では、イエレン議長が利上げを先送りするのは賢明でないとし、インフレ率や労働市場の改善が進めば、更なる利上げが必要になるとの認識を示した。終了後、利上げ観測の拡大を受けて米国債利回りが上昇したことで金融セクターが選好され、上げ幅を拡大した。S&P500、ナスダック総合指数、ダウの主要株価指数が揃って最高値を更新した。セクター別では、自動車・自動車部品や銀行が上昇する一方で公益事業や不動産が下落した。
自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)は欧州部門オペルの売却を巡り、仏同業のPSAグループと協議していることが報じられ、上昇。通信大手のTモバイル(TMUS)は決算内容が好感され、堅調推移。玩具メーカーのマテル(MAT)は中国電子商取引のアリババ・グループ(BABA)との提携が明らかとなり、買われた。医療保険のシグナ(CI)は司法省による同業アンセム(ANTM)による買収の差し止めを受け、正式に買収交渉を解消し、18.5億ドルの違約金支払いを求める訴えを起こし、小幅上昇となった。
携帯端末のアップル(AAPL)は、今年でiPhoneシリーズを発売してから10年の節目を迎えることもあり、年内発売が見込まれる次期iPhoneへの期待から、昨日に続き、終値ベースの株価が最高値を更新した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:ドル強含み、イエレンFRB議長は利上げ継続を示唆
14日のニューヨーク外為市場でドル・円は、113円31銭から114円50銭へ上昇し、114円25銭で引けた。予想を上回った米1月生産者物価指数(PPI)に加え、イエレンFRB議長が議会証言で「利上げを過剰に長く待つことは賢明ではない」とし、もう一段の利上げの必要があるとの見解を示した。3月利上げも除外しなかったため、年内の追加利上げを織り込むドル買いに拍車がかかった。その後、ロックハート米アトランタ連銀総裁が「3月利上げは説得のある根拠が見当たらない」と発言したため、ドル上昇は一服。
ユーロ・ドルは、1.0626ドルから1.0561ドルへ下落し、1.0578ドルで引けた。仏自動車大手グループPSAが米ゼネラル・モーターズ(GM)の欧州子会社、独オペル社買収の検討に入ったとの報道が材料視された。ユーロ・円は、120円29銭から121円00銭へ上昇。ポンド・ドルは、1.2488ドルから1.2446ドルへ下落。ドル・スイスは、1.0033フランから1.0085フランへ上昇した。
■NY原油:小幅反発で53.20ドル、OPEC減産好感もドル高が重しに
NY原油先物は小幅反発(NYMEX原油3月限終値:53.20↑0.27)。52.86ドルから53.72ドルのレンジで推移した(時間外取引含む)。石油輸出国機構(OPEC)による減産実施が、改めて材料視されて堅調推移となった。ただ、イエレンFRB議長が、議会証言で「利上げは継続、待ちすぎは賢明ではない」と発言したことから、早期の米利上げ観測が浮上。為替市場でドルが主要通貨に対して強含んだことが影響して上値は重くなった。
チャートでは、25日移動平均線(52.7ドル水準)レベルでもみあっている。欧州政治やトランプ大統領による政策運営への警戒感から、リスク資産への積極投資は手控えられそうな状況にある。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 24.07ドル +0.67ドル(+2.86%)
モルガン・スタンレー(MS) 46.09ドル +0.83ドル(+1.83%)
ゴールドマン・サックス(GS)249.58ドル +3.31ドル(+1.34%)
インテル(INTC) 35.84ドル +0.04ドル(+0.11%)
アップル(AAPL) 134.99ドル +1.70ドル(+1.28%)
アルファベット(GOOG) 821.75ドル +2.51ドル(+0.31%)
フェイスブック(FB) 133.59ドル -0.46ドル(-0.34%)
キャタピラー(CAT) 97.92ドル -0.58ドル(-0.59%)
アルコア(AA) 38.55ドル +0.07ドル(+0.18%)
ウォルマート(WMT) 68.28ドル +0.51ドル(+0.75%)
スプリント(S) 9.07ドル +0.23(+2.60%)
<SK>