8日の米国市場ダイジェスト:ダウは69ドル安、雇用統計を控えて様子見ムード
[17/03/09]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウは69ドル安、雇用統計を控えて様子見ムード
NYダウ ナスダック
終値:20855.73 終値:5837.55
前日比:-69.03 前日比:3.62
始値:20940.44 始値:5838.44
高値:20951.44 高値:5860.63
安値:20835.58 安値:5832.63
8日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は69.03ドル安の20855.73、ナスダックは3.62ポイント高の5837.55で取引を終了した。朝方は堅調な2月ADP雇用統計が好感され、買いが先行したものの、追加利上げ観測の拡大が意識され、揉みあう展開となった。原油安が嫌気されたほか、昨日発表された医療保険制度改革法(オバマケア)の代替案に対して共和党内から懐疑的な見方が出ていることで政策運営への懸念が広がったが、週末の雇用統計結果を見極めたいとの思惑から小動きに終始した。セクター別では、耐久消費財・アパレルや小売が上昇する一方でエネルギーや不動産が下落した。
原油相場の下落でチェサピーク・エナジー(CHK)や深海油田開発のトランスオーシャン(RIG)などエネルギー銘柄が軟調推移となった。アパレル小売のアーバンアウトフィッターズ(URBN)は決算内容が嫌気され、下落。建設機械のキャタピラー(CAT)は政府が委託した調査報告書で不正会計が指摘され、売られた。一方で、税務サービスのH&Rブロック(HRB)は決算で赤字幅が予想よりも小幅となり、大幅上昇となった。
コミサイトのトリップアドバイザー(TRIP)は、グレッグ・マッフェイ会長が同社の潜在的価値をアリババ、フェイスブック、アマゾンなどが見出し、市場再編が行われる可能性を示唆したことで、買収観測が広がっている。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米雇用情勢改善を好感してドルは一時114円75銭
8日のニューヨーク外為市場でドル・円は、114円21銭から114円75銭まで上昇した。米民間部門の雇用者数を示すADP全米雇用報告の2月分は予想を上回り、前月比+29.8万人の大幅な伸びを記録した。3月利上げ観測は一段と強まり、リスク選好的なドル買いが活発となった。ただ、その後発表された米1月卸売在庫改定値や米10-12月期非農業部門労働生産性改定値は予想を下回ったため、ドル買いは一服し、114円35銭で取引を終えた。
ユーロ・ドルは、1.0535ドルまで下落後、1.0562ドルまで反発し、1.0541ドルで引けた。欧米金利差の拡大観測でユーロ売り・米ドル買いが続いた。ユーロ・円は、121円12銭まで上昇後、120円49銭へ反落。ポンド・ドルは、1.2183ドルから1.2143ドルへ下落した。ドル・スイスは、1.0132フランから1.0155フランまで上昇した。
■NY原油:大幅続落で50.28ドル、米原油在庫の大幅増を嫌気
NY原油先物4月限は大幅続落(NYMEX原油4月限終値:50.28↓2.86)。50.05ドルから52.92ドルのレンジで推移した(時間外取引含む)。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間の石油在庫統計において、米原油在庫は前週比で820万バレル増加。市場予想を大幅に上回る増加となったことで、需給面での緩みが嫌気されて売り圧力が強まった。
チャートでは、25日移動平均線(53.2ドル水準)を下振れ、100日移動平均線が位置する50.9ドル水準も下回った。石油輸出国機構(OPEC)の加盟国、非加盟国よる減産進展などが下支えとなっていたが、米国原油在庫の増加がマイナス要因となっている。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 25.26ドル +0.05ドル(+0.20%)
モルガン・スタンレー(MS) 46.39ドル +0.06ドル(+0.13%)
ゴールドマン・サックス(GS)250.24ドル -0.66ドル(-0.26%)
インテル(INTC) 35.62ドル -0.18ドル(-0.50%)
アップル(AAPL) 139.00ドル -0.52ドル(-0.37%)
アルファベット(GOOG) 835.37ドル +3.46ドル(+0.42%)
フェイスブック(FB) 137.72ドル +0.42ドル(+0.31%)
キャタピラー(CAT) 93.23ドル -2.70ドル(-2.81%)
アルコア(AA) 35.99ドル +0.19ドル(+0.53%)
ウォルマート(WMT) 69.80ドル -0.07ドル(-0.10%)
スプリント(S) 8.41ドル +0.11(+1.33%)
<SK>
NYダウ ナスダック
終値:20855.73 終値:5837.55
前日比:-69.03 前日比:3.62
始値:20940.44 始値:5838.44
高値:20951.44 高値:5860.63
安値:20835.58 安値:5832.63
8日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は69.03ドル安の20855.73、ナスダックは3.62ポイント高の5837.55で取引を終了した。朝方は堅調な2月ADP雇用統計が好感され、買いが先行したものの、追加利上げ観測の拡大が意識され、揉みあう展開となった。原油安が嫌気されたほか、昨日発表された医療保険制度改革法(オバマケア)の代替案に対して共和党内から懐疑的な見方が出ていることで政策運営への懸念が広がったが、週末の雇用統計結果を見極めたいとの思惑から小動きに終始した。セクター別では、耐久消費財・アパレルや小売が上昇する一方でエネルギーや不動産が下落した。
原油相場の下落でチェサピーク・エナジー(CHK)や深海油田開発のトランスオーシャン(RIG)などエネルギー銘柄が軟調推移となった。アパレル小売のアーバンアウトフィッターズ(URBN)は決算内容が嫌気され、下落。建設機械のキャタピラー(CAT)は政府が委託した調査報告書で不正会計が指摘され、売られた。一方で、税務サービスのH&Rブロック(HRB)は決算で赤字幅が予想よりも小幅となり、大幅上昇となった。
コミサイトのトリップアドバイザー(TRIP)は、グレッグ・マッフェイ会長が同社の潜在的価値をアリババ、フェイスブック、アマゾンなどが見出し、市場再編が行われる可能性を示唆したことで、買収観測が広がっている。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米雇用情勢改善を好感してドルは一時114円75銭
8日のニューヨーク外為市場でドル・円は、114円21銭から114円75銭まで上昇した。米民間部門の雇用者数を示すADP全米雇用報告の2月分は予想を上回り、前月比+29.8万人の大幅な伸びを記録した。3月利上げ観測は一段と強まり、リスク選好的なドル買いが活発となった。ただ、その後発表された米1月卸売在庫改定値や米10-12月期非農業部門労働生産性改定値は予想を下回ったため、ドル買いは一服し、114円35銭で取引を終えた。
ユーロ・ドルは、1.0535ドルまで下落後、1.0562ドルまで反発し、1.0541ドルで引けた。欧米金利差の拡大観測でユーロ売り・米ドル買いが続いた。ユーロ・円は、121円12銭まで上昇後、120円49銭へ反落。ポンド・ドルは、1.2183ドルから1.2143ドルへ下落した。ドル・スイスは、1.0132フランから1.0155フランまで上昇した。
■NY原油:大幅続落で50.28ドル、米原油在庫の大幅増を嫌気
NY原油先物4月限は大幅続落(NYMEX原油4月限終値:50.28↓2.86)。50.05ドルから52.92ドルのレンジで推移した(時間外取引含む)。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間の石油在庫統計において、米原油在庫は前週比で820万バレル増加。市場予想を大幅に上回る増加となったことで、需給面での緩みが嫌気されて売り圧力が強まった。
チャートでは、25日移動平均線(53.2ドル水準)を下振れ、100日移動平均線が位置する50.9ドル水準も下回った。石油輸出国機構(OPEC)の加盟国、非加盟国よる減産進展などが下支えとなっていたが、米国原油在庫の増加がマイナス要因となっている。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 25.26ドル +0.05ドル(+0.20%)
モルガン・スタンレー(MS) 46.39ドル +0.06ドル(+0.13%)
ゴールドマン・サックス(GS)250.24ドル -0.66ドル(-0.26%)
インテル(INTC) 35.62ドル -0.18ドル(-0.50%)
アップル(AAPL) 139.00ドル -0.52ドル(-0.37%)
アルファベット(GOOG) 835.37ドル +3.46ドル(+0.42%)
フェイスブック(FB) 137.72ドル +0.42ドル(+0.31%)
キャタピラー(CAT) 93.23ドル -2.70ドル(-2.81%)
アルコア(AA) 35.99ドル +0.19ドル(+0.53%)
ウォルマート(WMT) 69.80ドル -0.07ドル(-0.10%)
スプリント(S) 8.41ドル +0.11(+1.33%)
<SK>