25日の米国市場ダイジェスト:ダウ100ドル高、企業決算や原油高を好感
[17/07/26]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
■NY株式:ダウ100ドル高、企業決算や原油高を好感
25日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は100.26ドル高の21613.43、ナスダックは1.37ポイント高の6412.17で取引を終了した。主要企業の決算内容が好感されたほか、原油相場の上昇を受けて買いが先行。7月の消費者信頼感指数やリッチモンド連銀製造業指数が予想を上振れ、堅調推移となった。S&P500指数やナスダック総合指数は最高値を更新。セクター別では、消費者・サービスや銀行が上昇する一方で医薬品・バイオテクノロジーや公益事業が下落した。
資源のフリーポート・マクモラン(FCX)は決算内容が予想を上回り、大幅上昇。建設機械のキャタピラー(CAT)やファストフードのマクドナルド(MCD)は好決算を発表し、堅調推移。アパレルのマイケル・コース(KORS)は同業ジミー・チュウと12億ドルで買収合意し、買われた。一方で、検索大手のアルファベット(GOOGL)はトラフィック獲得コストの増加による利益率縮小懸念から下落。事務用品などのスリーエム(MMM)は売上高が予想を下振れ、軟調推移となった。
通信大手のAT&T(T)はマーケット終了後に4-6月期決算を発表、売上高はやや予想を下振れたものの、一株利益は上振れた。時間外取引で上昇して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米ヘルスケア進展期待や米長期金利上昇を意識したドル買い
25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円31銭から111円96銭まで上昇し、111円90銭で引けた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表待ちとなる中、予想を上回った米7月消費者信頼感指数と7月リッチモンド連銀製造業指数を受けて、米債利回り上昇に伴うドル買いが継続した。また、米上院でヘルスケア協議を進める決定したため、トランプ米大統領が掲げている経済政策が実施に向けて前進するとの期待が再燃し、更なるドル買い・円売り材料となった。
ユーロ・ドルは、1.1712ドルまで上昇後、1.1642ドルまで反落し、1.1646ドルで引けた。ドイツのIFO企業景況感指数の大幅改善を好感したユーロ買いが加速。その後、国際通貨基金(IMF)が域内の経済見通しで「著しい下方リスク」やECBによる緩和策の時期尚早の縮小を警告、さらに、ノボトニー・オーストリア中銀総裁の発言「債券購入終了の期限を設定する必要はない」を受けてECBの早期テーパリング観測が後退し、ユーロ売りが再燃した。
ユーロ・円は、130円59銭まで上昇後、129円60銭へ反落。ポンド・ドルは、1.3084ドルへ上昇後、1.3024ドルへ反落した。ドル・スイスは、0.9456フランから0.9526フランへ上昇した。
■NY原油:続伸で47.89ドル、需給関係改善への期待高まる
NY原油先物9月限は続伸(NYMEX原油9月限終値:47.89 ↑1.55)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は前日比+1.55ドルの47.89ドルで取引を終えた。サウジアラビアが原油輸出を大幅に削減するとの見方がこの日も材料視された。26日に発表される米エネルギー情報局(EIA)の週間在庫統計で原油・ガソリン在庫の減少が予想されているが、米国のシェール生産業者による生産抑制によって、需給関係の改善が期待されていることも原油先物の上昇を促した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 24.48ドル +0.57ドル(+2.38%)
モルガン・スタンレー(MS) 47.61ドル +0.90ドル(+1.93%)
ゴールドマン・サックス(GS)221.58ドル +3.40ドル(+1.56%)
インテル(INTC) 34.67ドル +0.17ドル(+0.49%)
アップル(AAPL) 152.74ドル +0.65ドル(+0.43%)
アルファベット(GOOG) 950.70ドル -29.64ドル(-3.02%)
フェイスブック(FB) 165.28ドル -0.72ドル(-0.43%)
キャタピラー(CAT) 114.54ドル +6.36ドル(+5.88%)
アルコア(AA) 37.30ドル +0.61ドル(+1.66%)
ウォルマート(WMT) 78.52ドル +1.63ドル(+2.12%)
スプリント(S) 8.70ドル +0.16ドル(+1.87%)
<HT>
25日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は100.26ドル高の21613.43、ナスダックは1.37ポイント高の6412.17で取引を終了した。主要企業の決算内容が好感されたほか、原油相場の上昇を受けて買いが先行。7月の消費者信頼感指数やリッチモンド連銀製造業指数が予想を上振れ、堅調推移となった。S&P500指数やナスダック総合指数は最高値を更新。セクター別では、消費者・サービスや銀行が上昇する一方で医薬品・バイオテクノロジーや公益事業が下落した。
資源のフリーポート・マクモラン(FCX)は決算内容が予想を上回り、大幅上昇。建設機械のキャタピラー(CAT)やファストフードのマクドナルド(MCD)は好決算を発表し、堅調推移。アパレルのマイケル・コース(KORS)は同業ジミー・チュウと12億ドルで買収合意し、買われた。一方で、検索大手のアルファベット(GOOGL)はトラフィック獲得コストの増加による利益率縮小懸念から下落。事務用品などのスリーエム(MMM)は売上高が予想を下振れ、軟調推移となった。
通信大手のAT&T(T)はマーケット終了後に4-6月期決算を発表、売上高はやや予想を下振れたものの、一株利益は上振れた。時間外取引で上昇して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米ヘルスケア進展期待や米長期金利上昇を意識したドル買い
25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円31銭から111円96銭まで上昇し、111円90銭で引けた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表待ちとなる中、予想を上回った米7月消費者信頼感指数と7月リッチモンド連銀製造業指数を受けて、米債利回り上昇に伴うドル買いが継続した。また、米上院でヘルスケア協議を進める決定したため、トランプ米大統領が掲げている経済政策が実施に向けて前進するとの期待が再燃し、更なるドル買い・円売り材料となった。
ユーロ・ドルは、1.1712ドルまで上昇後、1.1642ドルまで反落し、1.1646ドルで引けた。ドイツのIFO企業景況感指数の大幅改善を好感したユーロ買いが加速。その後、国際通貨基金(IMF)が域内の経済見通しで「著しい下方リスク」やECBによる緩和策の時期尚早の縮小を警告、さらに、ノボトニー・オーストリア中銀総裁の発言「債券購入終了の期限を設定する必要はない」を受けてECBの早期テーパリング観測が後退し、ユーロ売りが再燃した。
ユーロ・円は、130円59銭まで上昇後、129円60銭へ反落。ポンド・ドルは、1.3084ドルへ上昇後、1.3024ドルへ反落した。ドル・スイスは、0.9456フランから0.9526フランへ上昇した。
■NY原油:続伸で47.89ドル、需給関係改善への期待高まる
NY原油先物9月限は続伸(NYMEX原油9月限終値:47.89 ↑1.55)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は前日比+1.55ドルの47.89ドルで取引を終えた。サウジアラビアが原油輸出を大幅に削減するとの見方がこの日も材料視された。26日に発表される米エネルギー情報局(EIA)の週間在庫統計で原油・ガソリン在庫の減少が予想されているが、米国のシェール生産業者による生産抑制によって、需給関係の改善が期待されていることも原油先物の上昇を促した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 24.48ドル +0.57ドル(+2.38%)
モルガン・スタンレー(MS) 47.61ドル +0.90ドル(+1.93%)
ゴールドマン・サックス(GS)221.58ドル +3.40ドル(+1.56%)
インテル(INTC) 34.67ドル +0.17ドル(+0.49%)
アップル(AAPL) 152.74ドル +0.65ドル(+0.43%)
アルファベット(GOOG) 950.70ドル -29.64ドル(-3.02%)
フェイスブック(FB) 165.28ドル -0.72ドル(-0.43%)
キャタピラー(CAT) 114.54ドル +6.36ドル(+5.88%)
アルコア(AA) 37.30ドル +0.61ドル(+1.66%)
ウォルマート(WMT) 78.52ドル +1.63ドル(+2.12%)
スプリント(S) 8.70ドル +0.16ドル(+1.87%)
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