需給が良好なJASDAQは、より資金を誘い込みやすい【クロージング】
[17/08/29]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
29日の日経平均は続落。87.35円安の19362.55円(出来高概算13億8000万株)で取引を終えた。北朝鮮が日本上空を通過する弾道ミサイルを発射。この影響からシカゴ225先物は時間外で一時19045円まで下げ幅を拡大させたほか、円相場は1ドル108円30銭辺りと円高に振れて推移するなか、幅広い銘柄に売りが先行した。
ただし、シカゴ先物程は下げず、寄付き直後に19300円を下回った後は、19300円処でのこう着が続いており、大引けにかけては下げ渋りをみせている。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1000を下回っており、全面安にはならなかった。指数インパクトの大きいファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>が重しとなる半面、ファナック<6954>、東エレク<8035>、安川電<6506>の上昇が下支えに。リスク回避的に中小型株へ資金がシフトするなか、JASDAQはプラスで終えている。
日経平均は一時19300円を割り込む場面もみられたが、200日線レベルでの下げ渋りをみせている。水準としては調整一巡感が意識されても良いところではあるが、北朝鮮による2発目への警戒のほか、米トランプ大統領による発言等の出方を見守りたいとのムードも強そうである。また、商いが膨らみづらいなか、インデックスに絡んだ商いに振られやすい状況である。
そのため、新興市場の中小型株などへリスク回避的に資金が向かいやすい需給状況が続きそうである。JASDAQは27年ぶり高値水準と需給は良好であり、より資金を誘い込みやすいだろう。
<AK>
ただし、シカゴ先物程は下げず、寄付き直後に19300円を下回った後は、19300円処でのこう着が続いており、大引けにかけては下げ渋りをみせている。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1000を下回っており、全面安にはならなかった。指数インパクトの大きいファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>が重しとなる半面、ファナック<6954>、東エレク<8035>、安川電<6506>の上昇が下支えに。リスク回避的に中小型株へ資金がシフトするなか、JASDAQはプラスで終えている。
日経平均は一時19300円を割り込む場面もみられたが、200日線レベルでの下げ渋りをみせている。水準としては調整一巡感が意識されても良いところではあるが、北朝鮮による2発目への警戒のほか、米トランプ大統領による発言等の出方を見守りたいとのムードも強そうである。また、商いが膨らみづらいなか、インデックスに絡んだ商いに振られやすい状況である。
そのため、新興市場の中小型株などへリスク回避的に資金が向かいやすい需給状況が続きそうである。JASDAQは27年ぶり高値水準と需給は良好であり、より資金を誘い込みやすいだろう。
<AK>