今週の【JASDAQ市場】9月19日〜22日『連日で年初来高値更新も、地政学リスクを意識する形に』
[17/09/24]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
【連日で年初来高値更新、昭和真空が上昇率トップ】19日(火)
■概況■3536.92、+39.77
19日(火)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexが揃って上昇となった。値上がり数は486、値下がり数は162、変わらずは51。JASDAQ平均は3500円に乗せて始まると、その後も上げ幅を広げるなか、日中高値水準で取引を終えている。
◆注目銘柄◆
昭和真空<6384>が一時連日のストップ高に。先週末は18年3月期の上期及び通期業績予想の上方修正が好感されストップ高をつけていた。連休明けの本日も買いが先行する格好から、一時ストップ高をつけてきており、2004年7月以来の水準を回復。
幼児活動研究会<2152>は大幅続伸で8月31日以来の年初来高値を更新。2013年5月以来の高値水準を回復している。幼児・小学生の体操指導、幼稚園・保育園の経営コンサルティングを手掛けており、安倍首相が2019年10月の消費増税で生じる税収の使い道を幼児教育の無償化などに広げるとの見方が強まり、関連銘柄として物色が強まっている。
一方で五洋インテ<7519>が下落率トップ。9月13日高値1240円をピークに調整が強まっているが、これで3営業日連続でのストップ安となっている。
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【反落も年初来高値を更新】20日(水)
■概況■3526.76、-10.16
20日(水)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexが揃って反落となった。値上がり数は306、値下がり数は321、変わらずは85。JASDAQ平均は買い先行で取引を開始。しかし、前日の大幅な上昇もありその後は買いが続かず、前日終値水準でのもみ合いとなった。後場に入ると、JASDAQ平均はじりじりと下げ幅を広げる展開に。なお、JASDAQ平均は年初来高値を更新している。
◆注目銘柄◆
パレモ・HD<2778>がストップ高で上昇率トップ。18年2月期の上期個別業績予想と通期連結業績予想の上方修正を発表し、関心を集めた。加えて、復配の実施発表も支援材料に。 細火工<4274>は、「米国と同盟国を守ることを迫られれば、北朝鮮を完全に破壊する以外の選択はない」とトランプ米大統領が初の国連総会での一般討論演説で表明したことが報じられている。北朝鮮の国連大使も演説途中で抗議の退席をしたことも伝わり、地政学リスクの高まりが意識され、同社など防衛関連銘柄の一角に物色が向かった。
五洋インテ<7519>はストップ高。ストップ安による急ピッチの調整が続いていたが、75日線および13週線レベルからのリバウンドをみせてきており、仕切り直しが意識されている。
その他、ビーマップ<4316>、シーシーエス<6669>、伊豆シャボテンリゾート<6819>、NIC<5742>などが上昇率上位にランクイン。
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【反発、シスロケやNF回路設がストップ高】21日(木)
■概況■3533.37、+6.61
21日(木)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均は反発、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexが揃って続落となった。値上がり数は368、値下がり数は264、変わらずは79。JASDAQ平均は買い先行で取引を開始。その後もじりじりと上げ幅を広げる展開となった。後場に日銀金融政策決定会合の結果発表をきっかけに利益確定の動きが広がり、日経平均が上げ幅を縮めると、JASDAQ平均も同様の値動きに。なお、JASDAQ平均は年初来高値を更新している。
◆注目銘柄◆
シスロケ<2480>がストップ高比例配分で上昇率トップ。18年3月期の上期及び通期予想の上方修正を発表したことが材料視された。通期営業利益については2.30億円から2.80億円に引き上げている。NF回路<6864>は量子コンピューター関連として物色が向かい、ストップ高まで買われた。日本ラッド<4736>も、量子コンピューター関連として急騰した過去もあり、思惑的な買いが向かったもよう。
野村マイクロ<6254>は足元で冴えない動きとなっていたが、中国国有のパネル最大手である京東方科技集団がスマホ向けの有機ELパネルの商業量産に乗り出すと一部メディアが報じたことで、有機EL関連として関心が向かったとの指摘も。アバント<3836>は、1株につき2株の割合で株式分割を実施することと今期末配当の実質増額が材料視された。
その他、山王<3441>、INEST<3390>、こころネット<6060>、ムラキ<7477>などが上昇率上位にランクイン。
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【反落、フジプレアムや細谷火工に物色】22日(金)
■概況■3511.15、-22.22
22日(金)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均が反落、JASDAQ-TOP20、J-Stock Indexが揃って続落となった。値上がり数は196、値下がり数は446、変わらずは59。JASDAQ平均は小幅ながら売り先行で取引を開始。寄り付き後はそのまま下げ幅を広げる展開に。日経平均が下げ渋ると、JASDAQ平均は狭いレンジ内での推移となった。
◆注目銘柄◆
フジプレアム<4237>が上昇率トップ。ノーベル賞候補のペロブスカイト太陽電池関連として物色されたようだ。トランプ米大統領の国連演説に対し、北朝鮮の金正恩委員長が「過去最高の超強硬な措置の断行を慎重に検討する」との声明を発表しているもよう。北朝鮮外相が太平洋上での水爆実験をかつてない規模で実施する可能性を示唆したとも伝わっており、細谷火工<4274>や重松製作所<7980>など防衛関連銘柄に物色が再燃した。
アバール<6918>は、18年3月期上期及び通期の営業利益見通しを上方修正したことが好感された。通期営業利益は、8.25億円から10.80億円に引き上げている。小田原機<7314>は、投資有価証券売却益を特別利益として計上する見込みと発表し、関心を集めた。
その他、ヤマウ<5284>、メディシノバ<4875>、エスイー<3423>、NFKホールディングス<6494>などが上昇率上位にランクイン。
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