もきち♪:2018年の目標 −板読み修行−【FISCOソーシャルレポーター】
[18/01/03]
提供元:株式会社フィスコ
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注目トピックス 市況・概況
以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家もきち♪氏(ブログ「もきちのきもち 株とコンピュータ編」「もきちのきもち ゼロから始めるテクニカル分析編」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。
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※2017年12月18日21時に執筆
え〜「申酉騒ぐ、戌笑い」などと言いまして、干支にちなんだ相場格言があります。2018年は戌年ですので笑うということになります。
相場格言というのは調べてみると言うほどでもないこともありますが、戌笑いというのは実績があります。
日経平均株価が算出され始めた1949年以来戌年は5回ありますが、5回とも前年高値を上回る高値を付けています。戌は今まで100%笑っているということです。
◆個人的な目標
まあ相場の難しい予想はえらいアナリストさんにお任せして、チキンになりきれないひよこ投資家としては、2018年の個人的な目標を立てようと思うわけです。
個人的目標としては、2017年からぼちぼち始めた板読みの修行を本格的に進めようと思っています。
板読みというのは、ザラバ中の板(気配値)と歩み値から、板が厚いか薄いか、強いか弱いか、上級になると機関投資家のアルゴリズムまで分析しようというものです。
◆チャート分析よりも短期に向いている板読み
投資期間によって、向いている分析方法があります。例えば、企業の業績などを重視するファンダメンタルズ分析は、その日のうちに手仕舞いするデイトレードや数分から数秒で手仕舞いするスキャルピングには向きません。数秒で業績が変わるわけではありません。
そこで、短期ではチャートから判断するテクニカル分析のほうが向いていると考えられます。でも、チャートには実際に取引された(約定した)価格しか記録されません。
約定前の注文はザラバ中の板にしか現れないのです。
デイトレードやスキャルピングには板読み技術が不可欠なのです。
◆板読みの情報
とは言っても、板読みの情報というのはなかなか手に入りません。まず、個人が板の詳細情報を入手できるようになったのは2010年に東証アローヘッドが稼働してからだと思います。
それまでもネット証券で板は見られましたが、上下の呼び値が数本に制限されていました。
アローヘッドが稼働して、ネット証券では相次いで全ての呼び値の注文(フル板情報)が見られるサービスを提供しました。全ての注文と同時に、引けでの注文などの準備注文や価格別出来高(各呼び値での約定数)などの詳細データも提供してくれています。
アローヘッド稼働前に比べて格段に情報量が増えているのです。
昔から機関投資家は全ての注文を見ながら取引していると言われてきましたが、個人投資家でも見られるようになったのです。
フル板は個人でも見られるようにはなりましたが、そもそもアローヘッドが稼働したことで、注文が出てから約定するまでのスピードが劇的に速くなりました。つまり、それまでの板読みとは状況が変わっているのです。
◆テープリーディング(歩み値の分析)
歩み値の分析は、プロの間では歴史があります。ネットで情報がとれるようになる前でも、歩み値を打ち出したテープを見ながらその時々の相場を分析していたとのことです。
現在でも当時の名残から、歩み値を分析することをテープリーディングと呼んでいます。
とは言っても、やっぱりアローヘッド稼働によって状況が変わっていると考えるべきです。
とどのつまり、アローヘッド前の板読みやテープリーディングはそのまま使えないということです。
◆2018年の目標
ということで、どこまで進むかわかりませんが、個人的には2018年は板読み修行の年にしようと思っています。
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執筆者名:もきち♪
ブログ名:もきちのきもち 株とコンピュータ編
もきちのきもち ゼロから始めるテクニカル分析編
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※2017年12月18日21時に執筆
え〜「申酉騒ぐ、戌笑い」などと言いまして、干支にちなんだ相場格言があります。2018年は戌年ですので笑うということになります。
相場格言というのは調べてみると言うほどでもないこともありますが、戌笑いというのは実績があります。
日経平均株価が算出され始めた1949年以来戌年は5回ありますが、5回とも前年高値を上回る高値を付けています。戌は今まで100%笑っているということです。
◆個人的な目標
まあ相場の難しい予想はえらいアナリストさんにお任せして、チキンになりきれないひよこ投資家としては、2018年の個人的な目標を立てようと思うわけです。
個人的目標としては、2017年からぼちぼち始めた板読みの修行を本格的に進めようと思っています。
板読みというのは、ザラバ中の板(気配値)と歩み値から、板が厚いか薄いか、強いか弱いか、上級になると機関投資家のアルゴリズムまで分析しようというものです。
◆チャート分析よりも短期に向いている板読み
投資期間によって、向いている分析方法があります。例えば、企業の業績などを重視するファンダメンタルズ分析は、その日のうちに手仕舞いするデイトレードや数分から数秒で手仕舞いするスキャルピングには向きません。数秒で業績が変わるわけではありません。
そこで、短期ではチャートから判断するテクニカル分析のほうが向いていると考えられます。でも、チャートには実際に取引された(約定した)価格しか記録されません。
約定前の注文はザラバ中の板にしか現れないのです。
デイトレードやスキャルピングには板読み技術が不可欠なのです。
◆板読みの情報
とは言っても、板読みの情報というのはなかなか手に入りません。まず、個人が板の詳細情報を入手できるようになったのは2010年に東証アローヘッドが稼働してからだと思います。
それまでもネット証券で板は見られましたが、上下の呼び値が数本に制限されていました。
アローヘッドが稼働して、ネット証券では相次いで全ての呼び値の注文(フル板情報)が見られるサービスを提供しました。全ての注文と同時に、引けでの注文などの準備注文や価格別出来高(各呼び値での約定数)などの詳細データも提供してくれています。
アローヘッド稼働前に比べて格段に情報量が増えているのです。
昔から機関投資家は全ての注文を見ながら取引していると言われてきましたが、個人投資家でも見られるようになったのです。
フル板は個人でも見られるようにはなりましたが、そもそもアローヘッドが稼働したことで、注文が出てから約定するまでのスピードが劇的に速くなりました。つまり、それまでの板読みとは状況が変わっているのです。
◆テープリーディング(歩み値の分析)
歩み値の分析は、プロの間では歴史があります。ネットで情報がとれるようになる前でも、歩み値を打ち出したテープを見ながらその時々の相場を分析していたとのことです。
現在でも当時の名残から、歩み値を分析することをテープリーディングと呼んでいます。
とは言っても、やっぱりアローヘッド稼働によって状況が変わっていると考えるべきです。
とどのつまり、アローヘッド前の板読みやテープリーディングはそのまま使えないということです。
◆2018年の目標
ということで、どこまで進むかわかりませんが、個人的には2018年は板読み修行の年にしようと思っています。
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執筆者名:もきち♪
ブログ名:もきちのきもち 株とコンピュータ編
もきちのきもち ゼロから始めるテクニカル分析編
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