25日の米国市場ダイジェスト:NYダウは41ドル高、決算評価もハイテク株に売りが広がる
[18/01/26]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウは41ドル高、決算評価もハイテク株に売りが広がる
25日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は140.67ドル高の26392.79、ナスダックは3.90ポイント安の7411.16で取引を終了した。複数の主要企業決算が好感され、買いが先行。ムニューチン財務長官の発言を受けて為替相場でドル安が続いていたが、トランプ大統領が最終的にはドル高が望ましいとの認識を示し、原油相場や資源価格が下落、株式相場も上げ幅を縮小する展開となった。セクター別では、公益事業や食品・生活必需品小売が上昇する一方で運輸や自動車・自動車部品が下落した。
食品小売のクローガー(KR)と中国電子商取引のアリババ・グループ(BABA)は提携に向けて協議していることが報じられ、ともに上昇。ネット小売のアマゾン(AMZN)は一部アナリストによる目標株価引き上げを受け、買われた。一方で、自動車のフォード(F)は決算内容が嫌気され下落。携帯端末のアップル(AAPL)はJPモルガンが「iPhoneX」の需要見通しに懐疑的な見方を示し、軟調推移となった。
半導体のインテル(INTC)はマーケット終了後に10-12月期決算を発表し、売上高、一株利益ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:トランプ米大統領の発言でドル急反発
25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円50銭まで下落後、109円70銭まで反発し、109円42銭で引けた。トランプ大統領は一部メディアとのインタビューで「最終的に強いドルが望ましい」との見方を示したことから、ドルを買い戻す動きが急速に広がった。
ユーロ・ドルは、一時1.2537ドルへ上昇後、1.2364ドルまで反落し、1.2395ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で市場の予想通り金融政策を据え置いたが、ドラギ総裁は会見でユーロ高を強くけん制しなかったとの理由でユーロは一段高となった。しかしながら、ドラギ総裁が「年内の利上げの可能性は極めて低い」との見方を示したことから、ユーロ買いは後退。ユーロ・円は、135円04銭から136円29銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.4345ドルから1.4083ドルへ下落した。ドル・スイスは、0.9290フランへ下落後、0.9449フランまで反発した。
■NY原油:上げ渋りで65.51ドル、ドル安一服でポジション調整的な売りが増える
NY原油先物3月限は上げ渋り(NYMEX原油3月限終値:65.51 ↓0.10)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は前日比-0.10ドルの65.51ドルで取引を終えた。一時66.66ドルまで買われたが、ユーロ高・米ドル安が一服したことを受けてポジション調整的な売りが優勢となったようだ。なお、トランプ大統領は米CNBCとのインタビューで「最終的に強いドルを支持している」との見方を示したことから、原油先物3月限は時間外取引で一時65.08ドルまで下落している。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 32.09ドル ---ドル(0.00%)
モルガン・スタンレー(MS) 56.81ドル -0.43ドル(-0.75%)
ゴールドマン・サックス(GS)269.03ドル +3.35ドル(+1.26%)
インテル(INTC) 45.30ドル -0.21ドル(-0.46%)
アップル(AAPL) 171.11ドル -3.11ドル(-1.79%)
アルファベット(GOOG) 1170.37ドル +6.13ドル(+0.53%)
フェイスブック(FB) 187.48ドル +0.93ドル(+0.50%)
キャタピラー(CAT) 169.37ドル +1.03ドル(+0.61%)
アルコア(AA) 53.11ドル -0.19ドル(-0.36%)
ウォルマート(WMT) 106.60ドル +0.81ドル(+0.77%)
スプリント(S) 5.34ドル +0.08ドル(+1.52%)
<HT>
25日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は140.67ドル高の26392.79、ナスダックは3.90ポイント安の7411.16で取引を終了した。複数の主要企業決算が好感され、買いが先行。ムニューチン財務長官の発言を受けて為替相場でドル安が続いていたが、トランプ大統領が最終的にはドル高が望ましいとの認識を示し、原油相場や資源価格が下落、株式相場も上げ幅を縮小する展開となった。セクター別では、公益事業や食品・生活必需品小売が上昇する一方で運輸や自動車・自動車部品が下落した。
食品小売のクローガー(KR)と中国電子商取引のアリババ・グループ(BABA)は提携に向けて協議していることが報じられ、ともに上昇。ネット小売のアマゾン(AMZN)は一部アナリストによる目標株価引き上げを受け、買われた。一方で、自動車のフォード(F)は決算内容が嫌気され下落。携帯端末のアップル(AAPL)はJPモルガンが「iPhoneX」の需要見通しに懐疑的な見方を示し、軟調推移となった。
半導体のインテル(INTC)はマーケット終了後に10-12月期決算を発表し、売上高、一株利益ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:トランプ米大統領の発言でドル急反発
25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円50銭まで下落後、109円70銭まで反発し、109円42銭で引けた。トランプ大統領は一部メディアとのインタビューで「最終的に強いドルが望ましい」との見方を示したことから、ドルを買い戻す動きが急速に広がった。
ユーロ・ドルは、一時1.2537ドルへ上昇後、1.2364ドルまで反落し、1.2395ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)は定例理事会で市場の予想通り金融政策を据え置いたが、ドラギ総裁は会見でユーロ高を強くけん制しなかったとの理由でユーロは一段高となった。しかしながら、ドラギ総裁が「年内の利上げの可能性は極めて低い」との見方を示したことから、ユーロ買いは後退。ユーロ・円は、135円04銭から136円29銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.4345ドルから1.4083ドルへ下落した。ドル・スイスは、0.9290フランへ下落後、0.9449フランまで反発した。
■NY原油:上げ渋りで65.51ドル、ドル安一服でポジション調整的な売りが増える
NY原油先物3月限は上げ渋り(NYMEX原油3月限終値:65.51 ↓0.10)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は前日比-0.10ドルの65.51ドルで取引を終えた。一時66.66ドルまで買われたが、ユーロ高・米ドル安が一服したことを受けてポジション調整的な売りが優勢となったようだ。なお、トランプ大統領は米CNBCとのインタビューで「最終的に強いドルを支持している」との見方を示したことから、原油先物3月限は時間外取引で一時65.08ドルまで下落している。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 32.09ドル ---ドル(0.00%)
モルガン・スタンレー(MS) 56.81ドル -0.43ドル(-0.75%)
ゴールドマン・サックス(GS)269.03ドル +3.35ドル(+1.26%)
インテル(INTC) 45.30ドル -0.21ドル(-0.46%)
アップル(AAPL) 171.11ドル -3.11ドル(-1.79%)
アルファベット(GOOG) 1170.37ドル +6.13ドル(+0.53%)
フェイスブック(FB) 187.48ドル +0.93ドル(+0.50%)
キャタピラー(CAT) 169.37ドル +1.03ドル(+0.61%)
アルコア(AA) 53.11ドル -0.19ドル(-0.36%)
ウォルマート(WMT) 106.60ドル +0.81ドル(+0.77%)
スプリント(S) 5.34ドル +0.08ドル(+1.52%)
<HT>