20日の米国市場ダイジェスト:NYダウは201ドル安、ハイテク株に売りが広がる
[18/04/23]
提供元:株式会社フィスコ
提供元:株式会社フィスコ
注目トピックス 市況・概況
■NY株式:NYダウは201ドル安、ハイテク株に売りが広がる
20日の米国株式相場は下落。ダウ平均は201.95ドル安の24462.94、ナスダックは91.93ポイント安の7146.13で取引を終了した。主要経済指標の発表に乏しく、寄付き後は小動き。トランプ大統領がOPEC(石油輸出国機構)を批判し、一時的に原油相場が下落したほか、昨日に続いてスマートフォン需要の鈍化懸念からハイテク株に売りが広がり、終日軟調推移となった。長期金利が2014年以来の最高値となったことも嫌気された。セクター別では、銀行や保険が上昇する一方でテクノロジー・ハード・機器や家庭用品・パーソナル用品が下落した。
携帯端末のアップル(AAPL)は、複数アナリストが業績への懸念を示し下落。アップルの下落を受けて、検索大手のアルファベット(GOOGL)、ソフトウェアのマイクロソフト(MSFT)、ネット小売のアマゾン(AMZN)など主要ハイテク株も軟調推移。一方で、複合企業のゼネラル・エレクトリック(GE)は、決算内容が予想を上振れ、上昇。短文投稿サイトのツイッター(TWTR)は、一部アナリストによる投資判断引き上げを受け、堅調推移となった。
通信大手のベライゾン(VZ)とAT&T(T)は、談合の疑いで司法当局が調査していることが明らかとなり、ともに下落した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米国債利回りに伴いドル買いに拍車も、リスク回避の円買いが再燃
20日のニューヨーク外為市場でドル・円は、107円86銭へ上昇後、107円51銭まで反落し、107円60銭で引けた。
米国債利回りの上昇に伴うドル買いに拍車がかかった。その後、株式相場の下落幅拡大で警戒感が広がり、リスク回避の円買いが再燃。ユーロ・ドルは、1.2312ドルから1.2250ドルまで下落し、1.2280ドルで引けた。ユーロ・円は、132円46銭から132円04銭へ下落。リスク回避の円買いが再燃した。ポンド・ドルは、1.4062ドルから1.4007ドルまで下落した。カーニー英国中央銀行総裁の発言を受けて、5月の利上げ観測が後退。ポンド売りが加速した。ドル・スイスは、0.9722フランから0.9760フランへ上昇した。
■NY原油:小幅高で68.40ドル、トランプ大統領のツイートを嫌って一時急落
NY原油先物6月限は小幅高(NYMEX原油6月限終値:68.40 ↑0.07)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は前日比+0.07ドルの68.40ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めて一時67.49ドルまで売られたが、反転した。トランプ大統領は「またOPECの仕業のようだ。海上の船は(原油搭載で)満タンで、記録的な水準の石油が至るところにある。原油価格は人為的に非常に高い。良いことではなく容認できない」とツイッターに投稿したことを受けて原油先物は時間外取引で急落したが、通常取引開始後に持ち直した。ただ、米長期金利の上昇やドル高を意識して原油先物の上げ幅は縮小した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 30.26ドル +0.08ドル(+0.27%)
モルガン・スタンレー(MS) 54.46ドル -0.24ドル(-0.44%)
ゴールドマン・サックス(GS)251.96ドル -2.21ドル(-0.87%)
インテル(INTC) 51.53ドル -0.69ドル(-1.32%)
アップル(AAPL) 165.72ドル -7.08ドル(-4.10%)
アルファベット(GOOG) 1072.96ドル -14.74ドル(-1.36%)
フェイスブック(FB) 166.28ドル -1.82ドル(-1.08%)
キャタピラー(CAT) 153.25ドル -1.67ドル(-1.08%)
アルコア(AA) 60.01ドル -0.22ドル(-0.37%)
ウォルマート(WMT) 86.98ドル -0.91ドル(-1.04%)
スプリント(S) 6.00ドル +0.04ドル(+0.67%)
<HT>
20日の米国株式相場は下落。ダウ平均は201.95ドル安の24462.94、ナスダックは91.93ポイント安の7146.13で取引を終了した。主要経済指標の発表に乏しく、寄付き後は小動き。トランプ大統領がOPEC(石油輸出国機構)を批判し、一時的に原油相場が下落したほか、昨日に続いてスマートフォン需要の鈍化懸念からハイテク株に売りが広がり、終日軟調推移となった。長期金利が2014年以来の最高値となったことも嫌気された。セクター別では、銀行や保険が上昇する一方でテクノロジー・ハード・機器や家庭用品・パーソナル用品が下落した。
携帯端末のアップル(AAPL)は、複数アナリストが業績への懸念を示し下落。アップルの下落を受けて、検索大手のアルファベット(GOOGL)、ソフトウェアのマイクロソフト(MSFT)、ネット小売のアマゾン(AMZN)など主要ハイテク株も軟調推移。一方で、複合企業のゼネラル・エレクトリック(GE)は、決算内容が予想を上振れ、上昇。短文投稿サイトのツイッター(TWTR)は、一部アナリストによる投資判断引き上げを受け、堅調推移となった。
通信大手のベライゾン(VZ)とAT&T(T)は、談合の疑いで司法当局が調査していることが明らかとなり、ともに下落した。
Horiko Capital Management LLC
■NY為替:米国債利回りに伴いドル買いに拍車も、リスク回避の円買いが再燃
20日のニューヨーク外為市場でドル・円は、107円86銭へ上昇後、107円51銭まで反落し、107円60銭で引けた。
米国債利回りの上昇に伴うドル買いに拍車がかかった。その後、株式相場の下落幅拡大で警戒感が広がり、リスク回避の円買いが再燃。ユーロ・ドルは、1.2312ドルから1.2250ドルまで下落し、1.2280ドルで引けた。ユーロ・円は、132円46銭から132円04銭へ下落。リスク回避の円買いが再燃した。ポンド・ドルは、1.4062ドルから1.4007ドルまで下落した。カーニー英国中央銀行総裁の発言を受けて、5月の利上げ観測が後退。ポンド売りが加速した。ドル・スイスは、0.9722フランから0.9760フランへ上昇した。
■NY原油:小幅高で68.40ドル、トランプ大統領のツイートを嫌って一時急落
NY原油先物6月限は小幅高(NYMEX原油6月限終値:68.40 ↑0.07)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は前日比+0.07ドルの68.40ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めて一時67.49ドルまで売られたが、反転した。トランプ大統領は「またOPECの仕業のようだ。海上の船は(原油搭載で)満タンで、記録的な水準の石油が至るところにある。原油価格は人為的に非常に高い。良いことではなく容認できない」とツイッターに投稿したことを受けて原油先物は時間外取引で急落したが、通常取引開始後に持ち直した。ただ、米長期金利の上昇やドル高を意識して原油先物の上げ幅は縮小した。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 30.26ドル +0.08ドル(+0.27%)
モルガン・スタンレー(MS) 54.46ドル -0.24ドル(-0.44%)
ゴールドマン・サックス(GS)251.96ドル -2.21ドル(-0.87%)
インテル(INTC) 51.53ドル -0.69ドル(-1.32%)
アップル(AAPL) 165.72ドル -7.08ドル(-4.10%)
アルファベット(GOOG) 1072.96ドル -14.74ドル(-1.36%)
フェイスブック(FB) 166.28ドル -1.82ドル(-1.08%)
キャタピラー(CAT) 153.25ドル -1.67ドル(-1.08%)
アルコア(AA) 60.01ドル -0.22ドル(-0.37%)
ウォルマート(WMT) 86.98ドル -0.91ドル(-1.04%)
スプリント(S) 6.00ドル +0.04ドル(+0.67%)
<HT>